投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最初へ 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 76 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 78 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最後へ

社外情事?5〜難航のプレゼントとこめられたコトノハ〜-13

「うるさい」

一言の文句が、誠司の言葉を遮る。
続いてキスが、誠司の口を塞ぐ。
「ん…ちゅ…ふ、んふぅ…っ」
そのキスは、まさに蹂躙。舌を吸い、歯茎を舐め回し、誠司の思考を弄び、情欲を一気に煽る。
これではまずい――理性瓦解の危険を感じた誠司だが、離れようとしても体が思うように動かない。それどころか、意志に体が反するように、積極的に身を乗り出していく。
どうやら、体の方は大層な正直者らしい。誠司はそれが、なんとなく恨めしい。
「んぅ…ふ…ちゅ…」
そんな愚にもつかない事を考えている間にも、誠司の体は次のステップへと進む。
後ろから抱きつく玲を優しく払い、椅子から立ち上がると向き直って自分から抱きつく。それから、絨毯の敷かれた床に優しく押し倒す。
そしてまた口付け。軽いそれを何度か繰り返してから、二人は見つめ合う。
これは、明らかに情事へと突入しそうな雰囲気である。だが、玲は避妊を何一つしていない。つまり、本当に妊娠の危険性があるわけで――

(これは、本当にまずいっ)

いよいよ危機感が増してくる。すると、不思議と体が思うまま動くようにもなってきた。故に誠司は、見つめ合ったままの姿勢から何とか脱出する。
「…?」
不意に彼が離れる。その事に、先程までのキスで完全にその気になっていた玲は、ぼうっとした目で不思議そうに首を傾げる。その目に情事を更にかきたてられ、誠司は思わず怯む。

――だからであろうか。

「…ピル飲んだら、最初はコンドーム着けます。それなら、構いませんよ?」

――無意識のうちに、やけに機転のきいた妥協案を考え出したのは。


玲を起こし、ピルを飲みに行かせ、自分は鞄の中から男性用のコンドームを取り出す。それを片手に、玲がちゃんとピルを飲んだかどうか確かめに台所へと向かう。
「飲みましたか、玲さん?」
そう問いかけながら、誠司は台所に入る。
すると、まさに玲が水を飲み込んだ場面に出くわした。システムキッチンの上に開封済みの錠剤用のパッケージがある事から、ちゃんと飲んでくれたらしい。
「…飲んでくれたみたいですね」
これでまずは一安心――誠司がほっと胸をなで下ろした、その時。
「…誠司君…」
待ち望んでいたかのように呟かれた、一言。直後、誠司は玲に抱きつかれる。
「れ、玲さん…」
対する誠司は、一瞬の困惑。そして、微笑。熱っぽい視線で見上げる玲に、もう何度目になるかわからないキスを差し出し、抱きしめて寝室へと共に向かう。
そして中に入りベッドの側に寄ると、彼女の方から誠司を引っ張り、自ら押し倒されたような姿勢をとった。
「いつもより積極的ですね…」
「…キスからしばらく経ってるし、最初からするつもりだったもの…」
言葉のやり取り。その後、抱き合って再び激しいキス。組み敷かれている玲は、誠司の舌から伝ってくる唾液を嚥下しながら積極的に舌を絡ませ、ちゅうちゅうと吸ってくる。
だが誠司もされるがままではない。キスだけで自分の分身が痛い程に硬くなっていくのを感じながら、膝を立てて玲の体との間に彼女の腕を挟み込む。そして、軽く胴を浮かせると、二人の間で潰れ気味になっているたわわな果実にさっと手を伸ばした。そのまま、ふにふにと揉み始める。


社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最初へ 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 76 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜 78 社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前