命日が誕生日14-3
(あれ?……ちょっと
ちょっと、待てよ……
……………
ここは深夜の街中…
私は一応、女子高生…
人通りは…無い…
私は今、1人……
………………
……………
……ヤバくない?
ねぇ!?…ヤバくない!?
そりゃ私はデカイし
可愛くも無いし…
胸もないけど……
何でも良いや〜的な人もいるわけで……
悪霊云々どころじゃ無くないですか!?)
……………汗
………………汗汗
…………………汗汗汗
ガタッ!!
(…ビクッ!!!!)
背後から大きな物音がしてゆっくり振り返る…と
そこには男の顔が…
『い…イヤァアァァーーーーーーーーー!!!!』
「うわあああぁぁ!!!!」
私はその…
私の叫びに呼応するように、同じく叫ぶ…
痴漢or悪霊と思われる
男を近くにあった青いポリバケツでシコタマ殴ってやった……
『はぁ…はぁ…』
一通りドツキ回すと少し落ち着いてきて、その男の顔を確かめる…すると
「み……みか…」
(喋った!!!!)
『イヤアァアァァ!!!!』
私は最後の留めとばかりにフルスイングでポリバケツを相手の頭めがけて撃ち抜いた…
「御神やめ!!グハッ!!」
……………
………………
…………………ん?
私はそこで、漸くその声の主に心当たりを感じ
恐る恐る顔の前で抱えていたポリバケツから顔を除かせてみる……
『……………』
……か…顔が変形しててよく解らない……汗
………………汗汗
『あ……あのぉ〜……
顔…ボコボコですよ?』
「だ……
誰のセイじゃぁー!!!!」
『きゃ…生きてた……』