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命日が誕生日
【コメディ 恋愛小説】

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命日が誕生日14-4

「お前、いきなり…
何するんだよ…ったく…
痛ってぇ〜まったく何で俺がこんなめに…」


 …………?


『あのぉ〜……失礼ですがどちら様で……?』

「修夜だよ!みんなのアイドル藍倉 修夜様!」


 ……………


『ああぁ〜………』

「お…お前な……」

『あはは…ごめんごめん
でも修夜君…何でこんな所にいるの?』

「お前等の知り合いの
嵐とかいうガキに兄貴の為だから協力しろ!って
いきなり、引っ張って連れてこられたんだよ…
この辺りにいれば御神に会えるから何かあっても私達が駆け付けるまで
命を賭けて守れってな」

『あははは……
……………頼りない…』

「オイッ!!」

『嘘、嘘♪ありがとね』

「ふん……
まぁ兄貴の為だと言われたら断れねえしな…
お前にも借りがあるし…
まぁ……兄貴が来るまでの時間稼ぎ位には、なってやるぜ……」

 ぴこーん♪ぴこーん♪

『でも良かったぁ〜丁度
1人で不安だったのよ』

 ぴこーん♪ぴこーん♪

「まぁ俺様が来たからには誰が来ようと追っ払ってやるぜ……♪」

 ぴこーん♪ぴこーん♪

『うん♪頼りにしてるよ
修夜君も一応……
男の子………だよね?』

 ぴこーん♪ぴこーん♪

「ったく…酷でえなぁ〜
って所でなんだ?さっきからなってるこの音」

 ぴこーん♪ぴこーん♪

『ああ…これ?これは確か…悪霊探知…君…ハイ…
パアァァァァー!!!!』

 ピコピコ…ピコピコ…

「ど……どうした!!!?」

 ピピピ…ピーーーーー

『ああぁあぁ……』

天迦が修夜の後ろを
指差したまま、壊れた玩具の様に固まっている
不信に思い指差す方を修夜が見る……


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