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命日が誕生日
【コメディ 恋愛小説】

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命日が誕生日1-1

   【第1話】
 命日は恋人記念日


私にはコンプレックスがある……。
まぁ、別に珍しくも何ともない…。
人間社会で普通に生きてれば、コンプレックスの1つや2つ…無い方が少数派だろう…。

だから別に自分を不幸だなんて思わない。
世の中にはもっと辛い立場の人達が、それこそ数えきれない程いる…。
むしろ、この平和な国に産まれて、あれこれとブツブツ考える余裕のある私は、かなり恵まれてる人間なのだろう…。

解ってはいる…。

解ってはいるつもりだ…

しかし私は弱い…
そして身勝手だ…
どうしようもなく汚く儚い人間だ……。

だから私は、自分の事となった途端にそんな建前はなりを潜め…自分のつまらないコンプレックスに右往左往してしまう…。

取り敢えず…そんな私の自己紹介をさせていただきます。すみません。

名前 御神 天迦
(みかみ てんか)
年齢 15歳
神代高校1年C組
髪質 黒のロング
B 77 W 58 H 65
身長 175? 体重 45?
趣味 掃除 読書
好きなもの
図書館 妄想 動物
嫌いなもの
人混み 食事 昆虫

彼氏いない歴 15年

家 御神 神社

家族
父 天草(あまくさ)
神主 40歳
母 巫兎(みこと)
(13年前に死去)
弟 壱羽(いちは)
中1 13歳


と…まぁ…色々赤裸々に、個人情報漏洩した所で…皆さん…分かって頂けたでしょうか…
そう…小学校よりあだ名といえば…マッチ棒、一反木綿、ガリクソン、ジャイアント御神。
幼少から他の娘より背の大きかった私は、身長が伸びる事を恐れ、食事をする事が苦痛になった…
そのせいか、そのかいなくか…身長だけは伸びるくせに、他にはまったく栄養が行かなかった用で胸も無ければ肉も無い…
目立つ事を酷く恐れ、性格も暗く内向的になり。
髪を伸ばして顔を隠し、猫背になり周囲からは幽霊のようだと言われた…

そんな私も中学に入り初恋をした…3年間片想いの結果…一世一代の決心のもと告白。
そんな私に彼は一言

『マジ勘弁しろよ!キモいんだよお前!』

乙女の心臓は鷲掴みにされ金属バットで場外ホームランされた…。
しかも後日…
その彼と同じ高校に進学してしまったと入学後に初めて知る。
挙げ句の果てによりにもよって同じクラス…
入学早々、彼によってその事実は学年全体に知れ渡る事となり、私の高校3年間はイジメられっ子に内定を果たした…。


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