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愛のある交わりを。
【学園物 官能小説】

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愛のある交わりを。-3

その頃、蓮は…
「今日の課題は…」
先ほど配られてきた封筒を開ける。
「好きだと言わせる。って何で今日に限って…」
ゆみに好きだと言ってもらうのは夢のようだ。でも、本心じゃないと意味がない…
「今日の課題は難しいな〜」

ピッピ、ピッピ…
実技開始の合図が鳴り響いた。
「ゆみちゃんは上田先生を先に選んだんだ〜」
開始時間になってもゆみが部屋に来なかったので、蓮はガッカリした。
「何期待してるんだろ?ゆみちゃんが俺に興味があるわけないじゃん…早くても1時間はお預けかぁ〜」


「ゆみ、どうした?そんなところで?」
ゆみは上田の部屋の角にうずくまっていた。
「………。」
上田の問いかけにゆみは無反応だった。
「なぁ〜ゆみ、このまま授業を受けない気か?」
上田はベットに腰掛けて煙草に火をつけた。
「まっ、たまには体の付き合いがなくてもいいかっ!」
どのぐらい時間がたっただろう。ふさぎ込んでいたゆみが顔を上げた。
「先生、ゆみって魅力ないのかな?」
真っ赤になった潤んだ目で上田を見つめる。
「そんなことない。見て見ろ、そんな目で見るから、反応しちゃったじゃん」
上田のペニ●がムクムクと大きくなってきたのがゆみにも分かった。
「ゆみを見て魅力を感じない奴が居るなら会ってみたいよ」
「本当?でも1人居るよ。…澤田君」

ゆみは今朝のことを思い出し、泣き出してしまった。
「なんだよ?泣くなよ〜ゆみは澤田の事が好きなのか?」
上田は煙草の火を消し、ゆみに近づいて言った。
「うん」
そう頷くとまたふさぎ込んでいた。
「残念なお知らせだな。ゆみに好きな人が居るって知ったら、全員ガッカリするよ」

「そんなことないもん」
ふさぎ込んだまま、泣き続けている。
「早く行ってこいよ!今日は澤田が相手だよ」
そう言うと部屋番号を教えてくれた。
「えっ、でも…」
「グズグズしていると襲うぞ!早く行けって!!」

「ありがとう、先生」

ゆみは急いで蓮の待っている部屋へ向かった。

「今頃、ゆみちゃんは上田先生に…」
佳奈からもらったゆみの身分証の写真を見ていた。
「この洋服の下を見たいよ〜」
ゆみが佳奈から貰った蓮の身分証は本人から受け取っていたのだ。そして、ゆみの身分証を内緒で蓮へ渡していたのだ。もちろん裸の写真ではない。
「佳奈はズルいよ。ゆみちゃんの身分証すべてを貰える物だと思って、俺は自分のをすべて差し出したのに…俺の息子の写真は誰の手に行ったんだ?」
蓮はゆみの写真を片手に目を閉じて今朝の事を必死に思い出していた。
「なんで俺は逃げ出したんだよ!あのままだったら…」
ゆみの裸体を必死に思い出すが、まったく目に入っていなかったため、いつもと同じ仮の姿しか頭に出てこなかった。
「早く抱きたい…」
蓮はベットに横になりながら時計を見つめていた。

ゆみは蓮の部屋に着いたがなかなか呼び出しボタンを押すことが出来なかった。
「どうしよう?」
ゆみはそのまま入り口に立ち尽くしていた。


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