投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

愛のある交わりを。
【学園物 官能小説】

愛のある交わりを。の最初へ 愛のある交わりを。 3 愛のある交わりを。 5 愛のある交わりを。の最後へ

愛のある交わりを。-4

蓮はゆみの写真を引き出しに入れ、なぜだかゆみがそばまで来ているのでは?と思い、扉を開けた。
「キャッ!」
勢いよく開いた扉にゆみは驚いて座り込んでしまった。
「ごめん」
今朝と同じ声。蓮を見るのが怖くてそのまま立てなかった。
「怪我しなかった?」
ドキドキさながら蓮は手を差し出した。
ゆみはその手に頼ることも出来ず、そのままだった。
「我慢できない」
そういうと蓮はゆみを抱きかかえ、ベッドへ向かった。
「キャッ!離して!」
ゆみは何が起こったのか分からず焦るしかなかった。
「我慢できない」
今度はゆみにも分かるぐらいの音量で言った。
「チュッ!」
「ハァっ!」
「可愛すぎる…」
そう言うとキスの嵐が起きた。
「蓮くん、ハァっ…嫌っ…ちょ、ちょっと待ってぇ〜」
「もう待てない。この日をどれだけ待っていたか!」蓮はかなり焦っていたせいで、うまくゆみの制服を脱がすことが出来ない。
「蓮くぅーん、ハァ〜ぅ、お願いぃっ…!アァぅ、待ってぇ〜ぅっ」

ゆみは必死に抵抗をした。
「お願いぃ…、蓮くぅっんゆ…みぃの話を…聞いて」
ゆみの必死な顔を見た瞬間に蓮はハァッと我にかえった。

「ごめん。俺っていきなり…ルール違反だ」
あくまでも授業中。ルールは守らなければならない。
「うん…」
たまらない。ゆみは無意識に上目遣いで蓮を見つめてきた。
蓮は慌てて目をそらし、ベッドの下にある授業開始を知らせるボタンを押そうとした。
「押さないで!」
蓮はいきなりゆみが大声にビクッとしてしまった。
「ごめんなさい。ちょっと待ってくれない」

ゆみは蓮によって乱れた制服を整え、靴を脱ぎ、蓮と向き合うようにベッドから降りて床に座り込んだ。
「今朝、どうしてゆみを見てくれなかったの?」
「どうしてって…」
蓮は言葉に詰まった。
まさか佳奈からもらった写真からは分からない部分を薄暗いところではなく、明るい部屋で隅々まで見たかったなんて言えない。
「ゆみの事興味ない?」
「そんなことない!俺はゆみちゃんが好きだ!」
「えっ?」
突然の告白にゆみの顔は真っ赤になった。
「イャ〜俺何言ってるんだ」
蓮の顔も真っ赤になった。
「本当?嬉しい。私も蓮くんのこと好きだよ」
そう伝えると、自分から蓮にキスをした。
「えっ?マジで?」
「ホント。今朝、私のこと見てくれなかったから、嫌われてるかと思っちゃった!」
今朝の不安がなくなり安心したゆみは、蓮に抱きついた。
「俺も嬉しい、もう我慢できない。エッチしよ★」
「うん、私も我慢できない」
両想いになり、愛のある交りが始まったのだった…

「ゆみちゃん、エッチする前に謝りたいことがある」
蓮はキスをするのをやめ、ベッドの上にゆみと向かい合って座るように促した。
「えっ?」
気持ちが高まってきたところに急にお預けさせられて、ゆみの心はキュゥーッと痛んだ。
「本当にごめん。ムードブチ壊しなのは分かる。でも、どうしても謝りたいことがあるんだ…」

ゆみの顔は不安でいっぱいだった。
「何?怖いよっ。」
シーツを握りしめ、蓮の目をジーッと見つめた。
「その目、反則だって」
「えっ?」
「涙を溜めて見つめられると、襲いたくなるから」

蓮はゆみの涙をぬぐい、深い深呼吸をして、引き出しに隠してたゆみの証明書の写真を取り出した。


愛のある交わりを。の最初へ 愛のある交わりを。 3 愛のある交わりを。 5 愛のある交わりを。の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前