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愛のある交わりを。
【学園物 官能小説】

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愛のある交わりを。-2

「あれ?岩盤浴のスイッチが入ってる」
蓮はゴォーっと音がする方を見た。
「誰もイナイじゃん」
ホッとして鏡を見ながら限界に近づいているチン●を握ろうとした時だった。
「ガラッ!」
ペットボトルを片手に浴場に入ってきたゆみと、鏡越しに目が合った。

「ごめん」
蓮はそう言うとうつむいたまま、慌てて浴場を出て行った。
「嘘だろ?」
蓮は着てきた洋服を籠から急いで取ると、全裸のまま、浴場を出て行った。
「どうして?」
ゆみはまさか蓮と会うなんて思ってもいなかった。しかも急いで出て行ってしまった事にショックを受けた。
「ゆみの事ちっとも見てくれなかった」
あまりにもショックで全身から力が抜け、その場に座り込んでしまった。
「予想以上のおち●ちんだったのに」
ゆみは鏡に映っていた全裸をしっかりと見ていた。
「蓮くんはゆみに興味がないんだ」
ゆみの目から涙が溢れてきた。


キーンコーンカーンコーン〜♪
授業開始5分前の金が鳴り響いていた。
ゆみは放心状態のまま自分の席に座っていた。どうやって教室に来たのかも全く覚えていなかった。
目は真っ赤で誰が見ても何かあったのがバレバレだった。

「そんな顔してどうした?楽しみにしてたこと澤田くんとの授業かもしれないというのに!」
親友の佳奈が驚いた顔をして話しかけてきた。
「嫌われてるの…」
蚊の鳴くような声でゆみは言った。
「何て?!」
全く聞こえなかった佳奈はゆみの頬に手を添えて目を見つめながら、再度聞き返した。
「嫌われてる…」
そう伝えながらゆみの目から今にも涙が溢れ出しそうだった。
「チュッ!」
佳奈はゆみの瞼にキスをした。
「何言ってるの?ゆみを嫌いなはずないよ!私が保証する!」
佳奈はギュッとゆみを抱きしめ耳元でささやいた?
「えっ?何で?」
ゆみは潤んだ瞳で佳奈を見つめて聞いた。
「その目、反則だよ〜私が食べたくなっちゃうじゃん!」
そう言うと今度は唇にキスをしてきた。
「ガラッ」
キスをしたと同時に担任の遠藤先生が教室に入ってきた。
「佳奈!今日はレズの日じゃないぞ!相手は俺だぞ!」

「またぁ〜?太一くんなの?」
佳奈は自分の席に戻りながら、ため息をついた。
「コラッ!担任に向かって太一くんはないだろ!」
「分かりましたっ。遠藤先生!」
「分かればよろしい!今日の実技授業は教師と最初に受けるか、生徒と受けるかを選べる」
課題を発表している声もゆみにはだんだん聞こえなくなってきた。

「それでは、先生と先に受ける者は先生の部屋に向かうこと。それ以外の者はこのまま教室に残るように!」
ゆみはぼーっと外を見ていた。
「ゆみ、蓮くんだといいね。しかも今日は教師が生徒か選べるなんてラッキーじゃん!」
「えっ。先生とからじゃないの?」
そう言うと慌てて席を立った。それを見て佳奈は慌ててゆみの腕をつかんだ。
「ゆみ、蓮くんとからじゃなくていいの?」
あんなにいつも漣との授業を待ちわびていたのに、ゆみの行動に佳奈は心配になった。
「もういいの…」
そう言うと力ない笑顔を佳奈に見せ、教室をあとにした。


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