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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?2〜初めての合コンといきなりの告白-13

――しかし。だからこそ、解せない。
「…なら、どうしてこんな事をしてるんですか?」

思えば、一連の彼女の行動には不可解が多い。
出会ったその日に「ストレス解消」と称して肌を合わせ、ホテルの宿泊料を差し引いても余る程の金を置いて去る。それなのに会社でわざわざ呼び出し、社長という正体を明かす。そして駅で会えば、「眠い」と言って自分を帰宅の途につき合わせ、寝てしまった自分を襲う。
これらはどう考えても、初対面の相手にするような行動ではない。そもそも、その意図が全く読めない。

故に彼は、聞いたのだ。
彼女がそのような奇行に走る理由を。
「……」
それを聞いた玲は、一瞬だけ驚いた表情を見せる。そして、すぐに恍惚の笑みを浮かべた。
「…自分でも、何でこんな変な事してるのか、わからないの」

――刹那。
二人の唇が触れ合い、すぐに離れる。

「でも、これだけははっきり言えるわ」
ぎゅっ、と誠司の背に回した腕に、力を込める。表情は次第に、もどかしさの混ざった切なそうなものに変わり――

「…貴方が、好きなの」

告げられた言葉に、誠司は自分の耳を疑った。
「……好き?俺を、ですか?」
その問いかけに、玲は答えない。背に回された腕には力が込められたままで、依然として目の前には玲の顔。
と、腕が不意に前に来た。
そのまま、下へ。
両手が誠司のズボンを撫で、誠司の愚息を刺激する。
「…な、何、してるんですか?」
再びの奇行。誠司は官能に惑わされそうになりながらも、すかさず問いかける。すると玲は、今度は口を開いた。
「…上申書の話があった時に貴方の顔写真を見て、いいなぁ、って思ったの」
しかし紡がれる言葉は、答えではなく独白。玲は静かにズボンをずり下ろしながら、微かに俯く。
「それに、実態を調べていくにつれて貴方の人となりがわかってきて、こんな人と親しくなれたらなぁ、ってずっと思ってた」
更にトランクスも引っ張り、誠司の陰茎を露わにさせる。
「…そしたら昨日、貴方が私と同じ店の常連で、しかも私と同じお酒を飲むってわかって…」
刺激によって血の巡り始めた肉棒を両手で優しく包み込みながら、玲は顔を上げる。
「…本格的に好きになっちゃった」
その表情は、心底嬉しそうな笑顔。誠司の鼓動が、一気に高鳴る。
「好きに、なるんですか?そんな事で、俺を?」
しかし、告げられた想いを信じるには、まだ何かが足りない。故に疑問が、口をついて出た。
それに対し玲は。
「…だって私、誠司君みたいな人が理想だったもの」
やはり、笑顔。そして愛おしそうに誠司の肉棒を撫でさする。
「ぅ…ぁ…っ」
「しかも、それは嘘偽りのない素の性格。だって、あのおやっさんが可愛がるんだから」
「…そ……です、か…ぁっ」
「…でも」
何の前触れもなく、玲が言いよどむ。同時に彼女の手もすっかり硬くなった陰茎から離れるが、一方で彼女の腰が持ち上がった。
「ごめんなさい。ずっと貴方の事が気になってて、いろいろ考えてたのに…いざ好きになってみると頭の中真っ白になって…気がついたら誠司君を食べちゃってた」
そこまで言った所で、玲はネグリジェの裾をつまみ上げる。
「…っ!」
慌てて顔を手で覆い、上げられた裾の中身を見ないようにする誠司。だがそれは一足遅かった。
彼の手が止まり、目が大きく見開かれる。


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