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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ第五小節-1

こんにちわ、冬護です。只今大変なことになってます…。

「冬護〜!?」

下で冬護とうりふたつの顔をした男の子が叫ぶ。

「今度はなんだよ…。な〜に〜!?」
「早くしろッ!!!置いてくぞ!!」
「わかってるよ!!今行くってば!!」

下で叫んでいるのは兄の秋…。只今の時刻は10時30分。ちなみに今日は休日。それなのになぜこんな早くから秋が叫んでいるのかというと…

「城崎さんと星野さん待ってんだぞ!!!」
「わぁッてるよ!!!」

そう、これだ。俺はあの日(ミュージカルボーイズガールズ第4小節)ツバサに告白され俺たちは付き合うことになった。何故にこんな俺を好きになったのか。理由は未だに不明の一途を辿っている。それから秋も城崎さんに告白されたそうだ。そこは流石にビックリだった。で、今から何処へいくかというと…

「さっさとしろよ!!!ゲーセン行くんだから!!!」

だそうだ。初デートがWデートの上にデートの場所がゲーセンて…。

「わかった、わかった。わかったから静かにしてろ。大体チャリ漕ぐの俺だろ。それに待ち合わせは11時、場所までは15分あれば行けるから」
「バカタレ!!!男は早めに行って女性を待つんだよ!!!」
「そんなもんかねぇ…。わかったわかった今そっち行くから」


◇◆◇◆◇◆◇◆

「にしても、なんで城崎さんはお前のこと好きになったんだろうな?」
「知らん、そんなこと…」
「ホントかぁ?」
「う〜ん、………わからんな」
「まぁいいけどよ」
「にしても、お前の服のセンスッて悪すぎるだろ…」
「そうか?少なくともお前よりかマシだろ?」

ちなみに今の俺の格好というのは黒のジーパンに赤のシャツその上から白の薄い長袖らしきものをはおり、首と手首にちょっとしたシルバーアクセをつけたようなスタイルである。…普通でしょ?
それに対して秋の服装は同じく黒のジーパンに白のシャツその上から黒のなんか色々ついたジャンバー?らしきもの。首からは更に黒い剣の形をしたシルバーアクセ。まぁなんだかんだでまだ6月だからおかしくはないとおもうがデートにこの格好はないかなと俺は感じた…。

「そうかぁ?」
「だって黒ずくめじゃんか、名探偵コ○ンの実写にでれるわ」
「だって黒好きだし」
「まぁいいけどよ」

◇◆◇◆◇◆◇◆

「着いた着いた」
「今何時だ?」
「えっと」

パカッ
携帯の時計を確認する冬護。

「11時になる10分前だな」
「予定通りだな♪」
「ずいぶん嬉しそうだな?」
「そりゃそうだ。生まれて初めてのデートだからな♪」
「あっそ」


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