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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ第五小節-2

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「…いま何時だ」
「11時20分だけど…」
「遅いな…」
「遅すぎないか?」
「ここで待ってるだけで、待ち合わせをしてたカップルを約10組は見たぞ…」
「しょうがないだろ、来ないんだか…ん?」
「ん?」
「ねぇねぇ、2人ともずっといるけどひまなの〜?」
「アタシラも2人でひましてんだ〜♪一緒にどこかいかない?」
「いや、えっと…」

どうする、ナンパされてしまった…。
いや喜んでる場合じゃない!どうする、どうする俺!!!!

「ごめんね、いま友達待ってるんだ。だからまた今度遊ぼうね」

ナイス!流石秋お兄様!!!

「えー、でもずっといるじゃん?もしかしたらすっぽかされたんじゃな〜い?」

うっ……

「そうだよ、そんな奴らよりアタシラと遊ぼうよ〜♪」

エェッ!?なぜに俺の腕をひっぱる!?

「ちょっ…!」

グイッ

「弟に軽々しく触れるな、ゲスが…」

出た…秋の『冷たい瞳』…。秋って怒ると目が冷めた目になるんだよなぁ。恐いわぁ…。

「な、なにす…」
「その手を弟の腕から離せといっているんだ。聞こえないのか?」

きゃ〜、さらに目が冷たくなった〜…。

「あ、秋、目が恐い…」
「離せといっているんだ…」
「う、ふ…ふん!なんだよ!ちょっと遊んだだけだよバーカ!死んじゃえ!!」

タッタッタッタッ

「いっちまったな…」
「それにしても遅いなぁ?」
「…秋、メールもう一回見たらどうだ?時間間違ってるかもしれんぞ」
「う〜ん、そんなことは…」

パカッ

「……あった」
「ホントは何時だ?」
「1時…」
「いま何時だ?」
「11時30分…」
「よし、昼飯おごりな」
「そんなぁ〜!?」


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