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男子高校生 斎藤正幸
【学園物 官能小説】

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男子高校生 斎藤正幸-7

正幸は花火大会の日の帰りに、好きな人がいると言う綾香に自分が言った言葉を思い出した。
〔そんなことないよ!綾香ちゃんかわいいし!やさしいし!綾香ちゃんも頑張って!〕
どうやら綾香はその後、正幸がオナニー明け暮れてる間に頑張ってしまったらしい。


正幸の頭の中ではいろんな気持ちが交錯していた。悲しみ、嫉妬、虚しさ、後悔…しかしそれらよりも勝っていた気持ちは…
(綾香ちゃんのエッチな声聞きたい…欲望を吐き出したい…)
自宅マンションの自分の部屋に急いで帰った正幸は押し入れを開けた。
(思い出した…)
思い出したのだ。小学生の頃、秀雄とかくれんぼをした時の事である。
秀雄は自分の部屋に隠れに行った。その後正幸は秀雄の部屋に捜しに行ったが秀雄はどれだけ捜しても見つからなかった…
正幸は諦めて自分の部屋に戻ると、驚いた事に秀雄は正幸の部屋にいた。

その時に秀雄は教えてくれたのだ。

正幸は押し入れの中で、秀雄の部屋の押し入れとの間にある取り外せてしまえる板の壁をバコっと外した。
「このマンション欠陥だらけだな…」

正幸と秀雄の部屋の押し入れは繋がっていて、ただ木の板でしきっているだけだった。
正幸は秀雄の部屋の押し入れを中から少し開けた。
秀雄の部屋はムンっとした男っぽい匂いがしていて、下にはエロ本やエロDVDが散らかっていた。
机の上にはバイブやローター数種類の大人のおもちゃが置いてあるのが見える。
部屋の壁際には大きなスプリングベッドが置いてあった。
正幸は部屋着のハーフパンツとタンクトップに着替え、ティッシュや下に敷く座布団を用意しながら時を待った。


ガチャ…ガチャガチャ
玄関のドアが開く音がした。
「はい!どうぞ!遠慮なくあがれよ」
「うん、お邪魔しま〜す」
(綾香ちゃんの声だ…)
「むぎ茶飲むか?」
「うん、ありがと」
(ほんとに…ほんとに綾香ちゃんと秀雄は付き合ってるんだ…)

「そこ俺の部屋だから入って適当に座っとけよ、散らかってるけどな!」
「うん」
ガチャ…
「わぁ、ほんとに散らかってる…」
(綾香ちゃんだ!)
押し入れの隙間から見ている正幸の視界に制服姿の綾香が入ってきた。
綾香はエログッツだらけの部屋で顔を赤くしてキョロキョロしていた。
綾香はアダルトDVDのケースを拾いあげパッケージの裏を興味深そうに見ていた。
(あんな清純そうな綾香ちゃんエッチに興味あるのかな…)
「AV見たいのか?」
秀雄が麦茶をもって部屋へ入ってきた。
綾香は顔を赤くしてあわててケースを置いた。
「今からいっしょに見ようぜ!ベッドに座れよ。ごめんな、暑いだろ?クーラー壊れてんだ」

二人ともベッドに座った、ベッドがギシィっと鳴る。


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