業火-5
(お兄ちゃんの手…それに背中の…硬くなってる…)
二人の目は映像をとらえながら見ていなかった。
瑠美の手が後に廻ると、服越しに兄のモノを撫でる。
「お兄ちゃんのココ…硬くて熱いくなってる」
「ああ…」
翔太のモノは存在を主張するように硬さを増していく。
内モモにあった手が徐々につけ根へと動き、瑠美のショート・パンツの内へと滑りこむ。そこは内モモより柔らかく、肌はしっとりと汗ばんでいた。
「ん…ん…」
吐息を漏らす瑠美。翔太の指が秘部をパンツ越しに包み込み、こねるように動く。
「うん……ん……ん…」
髪の毛先に汗がにじみ、身体が汗ばんでくる。瑠美の身体から乳くさい匂いが漂いだす。
熱い吐息を漏らしながら、翔太の指の動きに身をよじる。パンツ越しの指に湿り気を帯てきた。
(こいつ…こんなに小っちゃいクセして…)
「ねぇ…お兄ちゃんのココ…」
瑠美に言葉を掛けられ、翔太はショート・パンツに潜り込ませた手を引っ込めると、
「何だ?」
翔太が止めても瑠美は兄のモノを撫でながら、
「…お兄ちゃんのココもビデオみたいになってるの?」
「どうかな?多少違うと思うけど…」
「ねぇ…ココ…見せて」
瑠美の突拍子も無い願いに翔太は困惑しながら、
「見せてって…オマエ…」
瑠美は兄の両手を握ると、顔を見つめながら、
「ねっ、お願い…」
しばし考えてから翔太は答えた。
「じゃあ…オマエのも見せろよ」
「そんな…」
「オレだけ見せるなんて不公平だ。だからオマエが見せるならオレも見せてやる」
瑠美はしばらく考えた。兄のを見たいが自分のを見せるのは恥ずかしい。
「どうするんだ?」
急かす翔太。
「いいよ。見せたげる」
半ば諦めたように瑠美は言った。
「じゃあ風呂場に行こう」
二人はリビングからバス・ルームへと向かった。