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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ第2小節-2

それから午前の授業を終え昼休み。ウチの中学校は給食制、全員に配って余ればおかわり自由なのだ。オレはいつも出る牛乳飲み干し余りも飲むのでほぼ毎日2本は牛乳を飲んでいる。だが今日は全員出席しているので、残念ながら牛乳の余りはない。
「あぁ〜、飲み足りない…」
静かに愚痴るオレ。
「クロスケ〜オレの分飲むかぁ?」
そんな事を言った矢先にギンが出てきた。
「エッ!?いいのか!?」「かまへんよ別に。今日は腹の調子が悪いねん」
「そうなのか?じゃあ遠慮なく♪♪」

ニヤリ

ンッ?今ギンのやつ笑わなかったか?まっいいか。

ゴクゴクゴクゴク


オレは思った。この時ギンの緩んだ口のことを聞きこの牛乳を飲むのを『辞めておけば』と。


「プハァ〜〜、うまかった♪ごちそうさま、ギ、ン……」

アレ?なんだ?なんかいきなり眠気が……

「おっと、どないしたんやクロスケ?♪」
なんでこいつ笑顔なんだ…ま、まさか……
「ギ、ン…お、前……」
「おやすみ、クロスケ♪」ギンはオレの耳元で囁くように言った。

そして現在に至る。
「ッていうかなんでオレはここにいるんだぁ!!!」見れば今の時刻は3時20分午後の授業はもう全て終わっている。
「おい!ギン!!午後の授業どうしたんだよ!?」
「それなら心配すな、あのあとわいが保健室連れてくふりしてここに寝かしたんや、せやから先生たちには保健室行っとりますていうといた♪」
「なっ!?」
そうかこいつ先生たちからほぼ絶対的信頼を得てるんだった…
「そういえば!」
ガチャ
「ヤッホー!銀次くん♪」オレがなぜ眠くなったのかと聞こうとした所に一人の少女が入って来た
「オォー雪ノン♪ヤッホー♪」
「アレ?そちらで人質っぽくなってる人だぁれ?」
…誰が人質っぽいだ
「アァー、今日からウチの部活のボーカルやることになったクロスケや♪」
「ちッッッッがぁぁああうぅ!!!!!」
「へぇーそうなんだ♪よかったウチの部活ボーカルいなくて困ってたんだ♪よろしくね、クロスケくん♪」………ギンは人の話しをまったく聞かないのだが、そうか、あれか、この子も同じタイプなのか…
「だからぁ、オレは…」
ガチャ
「こんちわ〜♪」
「こっこんにち…は」
「オォー、翼ちゃんに桃ちゃん♪まっとったでぇ♪」
………また増えた

「アレ?そこで椅子に縛られてるひとだぁれ??」
「アァー、コイツは…」
「あっ、この人!?」
「なんや桃ちゃん、知り合いなんか?」

……オレはこんな子しらん、てかさっさとロープをほどいてほしいのだがな…

「いっいえ!!ちっちがいます!!!」
「もしかして、桃の言ってた人ッてこの人なの?」

最初に来た雪ノンと呼ばれた少女が言った

コクン

その問いに桃と呼ばれていた少女は頷く
ッてなにがこの人【つまりオレ】なんだ?


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