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ミュージカルボーイズガールズ
【コメディ 恋愛小説】

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ミュージカルボーイズガールズ第2小節-1

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………こんにちは、冬護です。今回のナレーターはどっかの愚か者(作者)のせいでオレがやることになりました。……でなんでオレがこんなにも元気がないというと……
「なんでこんなことになってんだぁ!!!」
「ほらほら静かにせや」
今の状況を説明するとオレは椅子に座らせられてロープでグルグル巻きにされている。もちろんオレにはそんな縛られて喜ぶ趣味はない。なんでこんなことになったか説明するには今日の朝にまで遡らなければならない…

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「頼む!軽音楽部のボーカルやってほしいねん!!」「……はあ〜〜〜!!!!????」
オレは本気で驚いた
「……エ〜ット銀次くん?君は頭がいいからよく分かったうえで言ったのだと思うけど一応もう一度聞こう。何て言った?」
「せやから、軽音楽部のボーカルやってほしいねんていったんやけど?」
……………………(沈黙)
「……さぁってと1時間目はなんだったかなぁ♪」
「エット英語やな♪ッてちゃうわ!!!」
関西人特有のノリツッコミをした銀次。
「いや、合ってるだろ?1時間目は英語だ」
静かに悟すオレ
「チャウチャウ、そっちやないわ!ボーカルの話しや!」
「嫌に決まってんだろ!!!!!」
流石にしつこいので怒るオレ
「ええやないか!歌うだけやないか!!!」
「それが嫌だと言うんだぁ!!!!」
なんでオレがここまで嫌がるかと言うと、別にいつもは音痴ではない。ただ上がってしまって歌どころではなくなってしまうのだ。現にギンとオレとギンの友達(複数全女子)でカラオケに行った時は歌どころではなかった。いや、ギン曰く歌になってなかったらしい。つまり人前だとまったく歌えないのである。そんな人間が全校生徒約600人もの前に立って歌うなんていったらコンサートじゃなくて『クイズ・この歌なぁ〜んだ♪』になってしまう。まあそんなもの実際にはないのだがそのくらい人前だと上がってわけのわからん歌になってしまうということだ。
「お前だってしってんだろ!?オレが人前だと上がるって!!!」
「知っとるがな!せやけどお前しかおらへんねん!!」
「3年はどうした!!3年は!!!!」
「受験いうことでみんな引退しよった…」

まだ4月の半だろうがよ………

「だけどオレにはそんな大役無理だよ。他のやつにやってもらえよ?なっ?」

まぁこの程度で素直に引き下がるとは思えないが……

「………しゃーないか、これ以上わいのワガママに付き合わすわけにはいけへんしな。アリガトなクロスケ」
「ンッ?エッ?あっあぁ、悪いなギン」

やけに素直にひきさがったな。

「ええて、ええて。さっ授業や授業や♪」

なんかあるのか?……いや、友達を疑うのはよそう。ましてやギンは親友なんだからな。

オレは思った、この時もう少しギンに『警戒しとけば』と。


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