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『限り無く青い春の下で』
【青春 恋愛小説】

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『限り無く青い春の下で』-3

「近くの○○○高校。 山の上にあって、不便なとこ」
「えぇっ!!」
今度は驚く。 間髪いれずにしゃべりだす彼女。
「じっ実は私もそこに通ってるんです!」
えっ?
「マジ!? ウソォん! えっ?じゃあ何年!?」
「2年です!2年5組!」
「えぇ!?おないじゃん!俺2組!2組の荒木」
チャンスを生かし、サラッと名前を告げる。 これで彼女の名前も聞けるはず。色ボケメガネに教わったテクだ。
「荒木君?…て、あの?…………あっ、私、蒼衣です。蒼衣 春っていいます。」
ん? 俺の事知ってる?
「あれ?もしかして俺の事知ってた?」
「いや、えっと…そういう訳じゃなくて。ほら、ウチのクラスにリキ君いるし、名前には聞いてて」
「あぁ、そういやリキも5組だっけか。 あいつ、クラスで俺の話しなんかするの?」
「うん。 べた褒めだよ?荒木君の事。」
…あいつが。 頭の中の半分が性欲のあいつが…ナイス!リッキー!!
「へぇ、そうなんだぁ…でもめずらしいな、あいつが他人の事話すなんて。」
「いつも話題に出て来るよ?私もあんまり話した事はないけど… ほら、彼かっこいいから」
そう言ってほんのり笑う蒼衣サン。
やばいって…かわいい…



突然俺の前に現れた青春と言う名の蒼衣 春(あおい はる)。 季節は春を過ぎた今日この頃でも、春という名は訪れた。
その後、せっかくの機会だからと連絡先を交換し、俺は絵に彼女は家に帰っていった。
その後ペンが震えて続きが描けなかったのを、今でも鮮明に覚えている。

つづく


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