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トラブルバスターズ01
【SF 官能小説】

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トラブルバスターズ01[一章]-4

「…お客様。メニューの方はお決まりでしょうか?」
にこやかな笑顔でウェイトレスが注文を取りに来ていた。
にこやかな笑顔の奥には怒りのような感情が籠もっていたように見えたのは二人程大声を出していたからだろう。
「…時間も時間だし、ついでに飯食っちまおうぜ」
時刻は一時半を回った辺り、こういう事を言うのはもちろんバーニィだ。
「あんたねぇ……まぁ、『腹が減っては戦は出来ぬ』って言うし。良いですよねラックさん?」
一応、二人の上司のミリィが依頼主に聞いてみる。
「もちろん、構いませんよ。こんな所で良ければ私が奢りましょう」
依頼を受けられた事に気をよくしたのか彼は上機嫌に返事を返して、言ってはいけないことを言ってしまった。

現地時間四日前
-惑星スキュラ・首都ゾディアック-

光が入らない部屋の中には女の泣き声が響いていた。
女は皮の手錠で両手首を固定されている以外は布切れ一枚も身に纏っていなかい。
革の手錠は腰の高さになるように天井から鎖で繋がれていた。
そんな女を筋肉質の大男が後ろから自身の肉槍で貫く。
「もう、やめて」
この犯されている女こそが拉致されたマリナ=スターダストだ。
拉致されその日から刑事ドラマの取り調べ室の様な部屋で怒鳴りつけられての尋問が始まった。
聞かれた内容は自分が属する[実用化研究二課]での事だった。
勿論、彼女もそう簡単に自社の秘密は口にはしない。
耐えていれば
スキュラ警察が、
会社の仲間達が、
そして家族が、
助けに来てくれるそう信じて泣き出しそうな自分を押し殺しひたすら三日間を耐えていた。
…しかし、その後に待っていたのは陰惨な尋問という名の陵辱劇だった。
「強情張らずにサッサと秘密を吐いちまえば良かったのに、計算は出来でもバカな女だ」
マリナの尻を掴み容赦なく犯す男が嘲笑う。
「そのお陰でこうして遊べる。結構な事じゃないか」
いつの間にか二人の前に新たに痩身の男が立っていた。
後ろの大男が現れた男に譲るようにマリナから離れる。
「女、舐めろよ」
そう言った痩身が反り返った物をマリナの顔の前に差し出す。
マリナは言うまでもなく好き好んで犯されている訳ではない。
男の痩せ細った体に似つかわしくない巨根からマリナは顔を背ける。
「お仕置きだな」
そんな言葉が聞こえたと思った時には左頬が痛かった。
目の前の前が一瞬だけ暗くなる。
頭がクラクラしてする。
しかし、鎖に繋がれていては倒れる自由も無かった。
自分がビンタされたということに気付けたのはどの位経ってだろ。
髪を掴み上げられて正面を向かさせられる。
そこにはビンタされる依然と変わらないものがあった。
「もう一度だけ言う。舐めろ」
私はその言葉に思わず唇を固く閉ざしてしまった。
バッシィ
目の前から男が消える。いや、右頬を弾かれた顔が左の方向を向いただけだった。
顔が右も左も両方が痛かった。
「舐めろって言ってるだろうが閉じてどうすんだ。まだ殴られたいか?」
冷たく睨み付ける男。
逆らった殴られる、殴られたら痛い…痛いのは嫌…でもこんなのを舐めるのも嫌…でも嫌がったら、クラクラする頭で考えをまとめる事はできなかった。
「もう、散々犯されてんだろ?簡単な事じゃないか」
混乱した頭に男の言葉が染み広がる。
『そうだ…もう、何度も犯されてるんだから…』
マリナの脳裏にそんな言葉が浮かぶ。


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