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「保健室の小さな秘密」
【教師 官能小説】

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想いの行き着く場所-4

もう、なんだかこの時点で悠と意識が重なった気がした。知らない人なのに…。ううん、知らない人だからこそ、さらけだせるのかな。…体も、気持ちさえも。

キスをしながら、ソファーの上に押し倒される。なんかベッドに移動するのももどかしい。

ブラウスのボタンがゆっくり外される。ブラウスとキャミソールが剥ぎとられた。

「あぁっ…!」
ブラの上から乳首を摘まれて思わず声が出る。痴漢に触られてから、ずっとうずいていた場所。もっと…触って欲しい。
願いが伝わったのか、胸への愛撫が一層激しくなった。
ブラも下着も取られ、ひたすら乳首を舌で攻められる。
「あんっ気持ちいい…」
悠の掌の中で変幻自在に形を変える乳房。
「着痩せするんだね、意外に大きい」
意外にって…。褒められたのか、逆なのか…。
ずちゅっ…!
「はああああぁんっ!!」
下半身に電流の様な快感が駆け巡る。
私が一瞬思考をそらした時に、悠の指が私の秘所に埋められていた。
「違うこと考えてたみたいだったからお仕置き」
指が二本、三本…と増え、中を激しく掻き混ぜる。
「あぁっあっあっふぅんっ」
指の腹で子宮の上側の壁を擦る。
「あぁぁぁっ!そこは…だ、だめぇー!あぁー!!」
ビクビクビクッと背中がのけぞる。悠の指が秘所から抜かれた。早くこのうずく中に入れて欲しい。早く満たして欲しい。

悠が急いでベルトを外す。パーカーとシャツを脱ぐと、意外な程鍛えられた体が現れた。
思わず手を胸に這わす。
「…っ、くすぐったいからやめて…」
否定の言葉の割には嬉しそう。それがなんか可愛く思えて、胸に唇を這わす。
「ヤ、ヤバイって…」
体をスッと離し、ゴムを取りに行く。
「…奏子…」
悠が初めて私の名前を呼ぶ。
その声に胸が高鳴る。薄暗い灯りが悠の顔を半分だけ照らし出す。その表情が切なさそうで、綺麗で。
私は彼のモノを握り、思わず自分の泉の源に引き寄せて触れるか触れないか位の所で動きを止めた。
限界が来たのは悠の方だった。
ずちゅうっ!!!
「はああぁぁんっ!!」
悠が激しく私を貫く。その一撃だけで私は軽く達してしまう。
…なに?この気持ちよさ。
この満たされる様な感覚は。

「ヤバイ…すげー気持ちいい…」
「わ…私もっ!!もぅだめっイキそうっ、うぁっ」
「イって…俺も、もうっ」
悠の動きが一層激しくなる。快感の風船が破裂したのは私が先だった。
「あぁっ…あっイクッ!ふぁぁぁぁっっ!!」
狂おしい程に悠を締め付ける。
「くぅっ…出るっ!!」

悠が力尽きたかの様に私の首筋に顔を寄せる。
その後どちらからともなく唇を重ねた。何度も何度も体を求めて。
まるで恋人同士かの様に…。


―――はぁ。
思い出したら濡れて来ちゃった。何気なくベッドサイドの時計を見る。デジタルの時計は6:34を示していた。
「わっヤバッ!遅刻するーっ」
急いでシャワーを浴びて、悠の携帯番号が書かれた紙とお金を鞄に入れてホテルを出る。
一人でラブホを出るこの惨めさ…。まったく涙が出そうよ。
それに…。
「ラブホに二万もするかっつーの…」
一人で先に出て行ってしまった悠に向けて恨みごとを言う。お互い遊びだったんだろう。でも、紙に書かれた携帯番号が私と悠を繋いでいてくれる気がして。心は寂しくはなかった。


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