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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『STRIKE!!』(全9話)-208

「は、はぁふ……」
 エレナの艶めいた吐息。後ろから、下腹を抉りこまれるように長見のものを迎え入れたことで、それだけで彼女の官能はボルテージを高めていた。
「い、いっぱいです……いっぱい……」
 眉を甘く歪め、エレナは時折身体をぴくりと反応させながら、長見を奥深くまで誘う。
「………」
「ア、ア、ア……ン、ンンアアア!!」

 ず、ずずずっ!

「ふ、ふかくまで……アッアッ……」
 長見は、そのほとんどが埋没していた状態から、一気にエレナを突き上げた。その亀頭が勢いを得て、子宮口にまで届いて彼女を犯す。

 ぐちゅ… ぐちゅ! ぐちゅ!!

「ンァアァッッ! エ、エイスケッ!」
 繋がっていきなりパワフルな二人である。
 長見は猛烈に腰を突き上げ、エレナはそれをやはり腰を振ることで迎えている。そのリズムが相和する響きが生み出すものは、淫らな水と肉の弾ける音であった。
「ア、アアアア……」
 喉をそらせて、快楽を愉しむエレナ。そして、そのエレナを深々と貫いて、胎内の熱さに愉悦を弾けさせる長見。性的な調律を、ほとんど身体で合わせきった二人だ。お互いのポイントを突いたまぐわいは、ほとんど寄り道もないまま遥か高みに二人を運ぶ。
 ざば、と長見が腰を浮かせ、エレナの背に抱きつくと、その身体に圧し掛かるようにして纏わりつく。エレナはバスタブの縁に突いていた腕の肘を折り曲げて、そのビッグバストを湯船に沈めた格好になった。
「ン、ンンン!」
 水中で、そのバストが強くもまれた。長見が背後から手をまわして、その麗しき風船をそれこそ手のひらいっぱいに揉みしだいているのだ。
「やわらけえ……」
 風船というよりは、クッションだ。そして、それはいつ揉んでも、信じられない感触が手のひらで躍る。
「あ、あうぅ!」
 その度にエレナもまた快楽にその身を躍らせた。
「あ、あはぅ! ん、んくぁあぁぁぁ!」
 ずぬずぬ、と下から突き上げられて、そして乳房も揉みこまれて。背中に感じる長見の重みさえも、エレナにとっては愛おしい。
「エイスケ……エイスケ……」
 はぁ、はぁ、と息を荒げながら愛しいものの名を呼び続けるエレナ。長見はその囁きに答えるように、耳元に口を寄せると、何も言わずにそれを噛んだ。
「!」
 びく、とエレナの背中が反る。それに併せて、ブロンドの髪が跳ね、胎内の肉がうねった。
「は、あふぅ……」
 そのまま耳朶に添うように、舌で舐める。ぞぞぞ、と背筋が愉悦に泡立ち、エレナの身体が益々震えた。
「エ、エイスケ……ア、ア、ア、アアァァ!!」
 静かな愛撫に徹していた風の長見は、一転、エレナの瑞々しい臀部に手を添えると、一気呵成に腰を前後し始めた。これまでも激しいものだったのだがそれ以上に、まるで鐘をつくような勢いで、長見はエレナの柔肉を犯す。

 ぶちゃ、ぶちゃ、ぶちゃ…

 と、淫蜜が跳ねとび、湯船に垂れおちていった。
「は、はげしいっ! エ、エイスケェ―――――ア、アムゥゥ!」
 長見は右手をエレナの顔まで近づけると、人差し指と中指を口内に差し入れた。
「グッ……」
 そのままエレナの舌を弄ぶ。
 指先に、うねうねと別の生き物が這うような感覚。柔らかく、生温いその感触が、背筋に熱いものをたぎらせる。外皮がまるで連動しているように、長見は指先からあふれてくる劣情に身を焦がしていた。


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