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impertinent teachar&student
【学園物 恋愛小説】

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impertinent teachar&student−2-2

「でしょ?」
嬉しそうにこっちを見る。
「…真田には分かっていると思うが、ここには一問高校生では解けない問題を入れたんだ。なのに、何で解けたんだ?」
悔しいから、理由を聞くことにした。
「…勘…かなぁ?」
「受験は?どこだ?」
「そのまま上に。推薦も取ったから、決まってますよ」
つまらなさそうに言う。
「それより先生。約束、忘れてないですよね?」
悪戯っ子みたいな目でこっちを見る。
「…何を?」
「惚けないで。お願い、聞いてもらいます」
そう言って、身を乗り出してこっちに近づいてくる。
距離にして数十センチ。
…じゃない!
もっと近づいてくる。
もう目の前には顔がある。
正に目と鼻の先だ。
「先生…」
綺麗な形をした口から言葉が発せられた。
ヤバイ…
近過ぎ…
「私に…」
なんだよ?
溜めるな!
「勉強、教えて下さい」
にこっと笑いながら言う。
「…へ?」
うわっめっちゃ間抜けな声。
「だから、勉強!聞いた話によると、先生大学では首席だったらしいじゃないですか!」
目をキラキラさせながらこっちを見る。
「…なんだ、そんなことかよ」
緊張した体から一気に力が抜けた。
「…何か期待しました?」
悪戯っ子みたいな目でまた俺を見る。
「してねーよ。分かった。そうゆうことなら、お安い御用だ。」
しょうがない。賭に負けたからな。
「やったぁ〜ありがとうございます」
ほんとに嬉しそうだ。
授業以外で生徒と関わるのはあまり好きではないが…まぁ良しとするか。

それから週に二、三回真田は準備室に来ては勉強するようになった。
内容は数学に留まらず、物理や歴史、と真田が好きな教科を勉強していた。雑談も交えてだいたい一時間半で終わった。

この時、俺はか気付かなかったんだ。
真田の本当の目的を…


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