淫魔戦記 未緒&直人-7
「んふ。あのガキと違って楽しめそうね」
「ソンナニチガウカ?」
まんざらでもなさそうな声で、獣は言った。
「もちろん。あの子、二次性徴に差し掛かった所だから……前のあたしはともかく、今のあたしをイカせる事は無理じゃないかしら……ん、あん」
獣が舌を伸ばして蜜を舐め取ったため、未緒は少しだけ腰を動かす。
未緒は大きく口を開き、喉まで使って肉棒を頬張った。
「オ、フ……」
全身を貫く快感に、獣が声を上げる。
いきなりのディープスロートを堪能させてから、未緒は肉棒を丁寧に舐め始めた。
獣はそれに呼応するように、目の前にさらけ出された秘部を舐め出す。
牛に似た構造の舌は根元で膨らんだ小粒を舐め回し、舌先は膣の奥深くまで入り込んで子宮口をいじり回す。
「あ、は……そんなの、初めてぇ……」
唇と舌とで肉棒を舐めしゃぶり、両の手でその下の玉袋を優しく愛撫しながら、未緒は体をなまめかしく跳ね踊らせる。
「オ、ウオゥ……!」
しばらくぶりの交わりに獣は射精をこらえきれない様子で、すぐに体を揺らし始めた。
「イクの?」
「ウ、ム……」
「いいわよ。久しぶりですものね」
それを聞いて、獣は安心したらしい。
次の瞬間、未緒の口内は白濁液で満たされていた。
「ん、ん……」
未緒は目をつぶり、たっぷりと出された液体を丁寧に嚥下した。
「ミオ……」
獣は手をやって未緒をもう一度逆さに−頭を上にする。
未緒は微笑み、獣の剛直を秘裂で飲み込んだ。
「ん、はうん……」
獣の腰に足を絡ませ、未緒は腰を使い始める。
「ウ、オフッ……!」
それに合わせて腰を動かしながら、獣は射精した。
「かかったわね」
未緒の言葉に、獣は動きを止める。
「……ナンダト?」
「あんたは罠にかかったのよ」
未緒は蜜壺で肉棒をきつく締め上げた。
「ウオッ!?」
獣は再び射精する。
「あたしは淫魔。たとえ合いの子でもね」
未緒は獣から離れた。
未緒が離れても、獣は射精を続ける。
「淫魔は一度セックスしたら、満足するまで相手から離れない……だったかしら。あんたもそう思ってたはずよね?」
未緒はニッと微笑んだ。
「あたしは合いの子なの。それに関する抑制が、純血よりずっと働きやすいのよ」
「ヌカッタナ……」
獣が唸った。
「本家より弱いけど、力もちゃんと使えるしね」
股間を指差されて、獣は呻く。
「淫魔の吸精能力よ。あなた、いざとなったら私を簡単に押さえ込めると思ってたでしょう?だから誘いへ簡単に乗った……甘く見たわね」
「フ、フフフ……チョウシニノリスギタ、カ」
「あなたが直人様から離れるまで、射精は続くわよ。あくまでもしがみつく事を選択しても、精が空になったらあなたは強制的に排除される。弱り切ったあなたに私、容赦はしないわ。あなたが何を考えていたのか知らないし、知りたくもないし……これで、終わりよ」