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淫魔戦記 未緒&直人
【ファンタジー 官能小説】

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淫魔戦記 未緒&直人-8

ふっ、と、目が開く。
見慣れた天井と、肌に馴染んだ布団とパジャマの感触。
すぐ隣に感じる、柔らかな存在。
年上の少女が、丸くなって横にいた。
「未緒……」
直人は、息をついた。
人払いをして、元に戻った自分を一人で看病してくれていたらしい。
自身の疲れもあって、隣で居眠りしてしまっている……そんな風に見えた。
「……ありがとう」
風邪を引くといけないと思い、直人は布団を未緒にかけようとした。
「ん……直人、様?」
途端に、未緒が目を覚ます。
「起こしちゃったか」
「気が……付かれたんですか」
「うん。未緒……ありがとう」
未緒がゆっくりと身を起こす。
「……説明していただけませんか?一体あれは何だったのか」
直人は苦笑した。
「しながら話そう。あの姿になった上にイッてないんだから、欲求不満が溜まってるだろう?」
未緒はしばらくためらってから、ようやくうなずいた。
「分かりました。でも直人様は体力が、まだ……」
「それくらいは大丈夫。気にしないで」
未緒はうなずき、布団を除けて直人の下半身を露出させた。
パジャマのズボンとトランクスを脱がせると、充血していないものを口に含む。
「う……」
肉棒が、ぴくりと反応を示した。
口中でそれはみるみるうちに勢いを増していき、未緒の喉を突いた。
「んぐ、えふっ……!」
思わず未緒がむせると、直人がくすくすと笑う。
「やっぱり淫魔の時とは喉の鍛え方が違うか」
「あ、当たり前ですっ」
涙目になりながら、未緒は言う。
男に最高の快楽を与え、堕落させる淫魔という存在。
あれは快楽のためならディープスロートだろうがアナルセックスだろうが、訓練せずとも平気でこなせる。
だが人間としての未緒は淫魔の時と比べると喉は弱いし、舌使いは明らかにあの時よりも習熟していない。
それでも未緒は淫魔として獣に奉仕した時よりも熱心に、そして丁寧に直人を愛撫した。
直人は素直にそれを感じ、声を上げて応える。
「直人様……欲しい」
ぴくぴくと震えている肉棒を優しく握り締め、未緒は潤んだ瞳で直人を見上げた。
積極的に求めてくるタイプではないのにこんな事を口走るのは、やはり淫魔に戻ってしまった影響だろう。
直人の良心が、ちくりと痛んだ。
「……うん。未緒の好きなように動いてよ」
その言葉に未緒はうなずき、服を脱いで直人にまたがった。
位置を調節し、一気に腰を沈める。
剛直を舐めたせいで潤んでいた未緒の秘部はさしたる抵抗もせず、根元まで直人を飲み込んだ。
「ん、ああっ……ふ、くうんっ」
切ない声を上げながら、未緒は腰を上下左右に動かす。
「今日は、ね」
動きに合わせて未緒の奥を突いてやりながら、直人は説明し始める。
「中尾氏の個人的な依頼だった。ごく簡単な降霊だけで、終わらせられるはずだった」
目の前でたぷたぷと量感たっぷりに揺れている乳房を揉みしだくと、未緒の声がワントーン高くなる。


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