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淫魔戦記 未緒&直人
【ファンタジー 官能小説】

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淫魔戦記 未緒&直人-6

ハイキングコースからかなり離れた所にある窪地で、獣は足を止めた。
そこが、この街の霊的防衛力の要が隠されている場所だった。
獣から少し離れた場所に、未緒が降り立つ。
ばさっ、と羽が動いた。
そう、羽だ。
未緒の背中には、蝙蝠のような羽が生えていた。
着ていたはずの白装束はどこかに消え失せ、今はレザーのような質感のスーツを身に纏っている。
スーツは、露出度が高い……どころの話ではなく、肝心な所は何一つとして隠してはいなかった。
他人が羨むつんと張ったEカップの乳房とベビーピンクの乳首も、きゅっと細くくびれたウエストの形良くくぼんだおへそもだ。
もちろん、ふっくらした秘丘と髪と同色の秘毛、その奥にあるローズピンクの秘裂までをもさらしてしまっている。
あとは同素材の二の腕までの長さの手袋と、太股の半ばまでを覆う長さのブーツ。
この姿のどこをどう見ても、直人に抱かれる事に抵抗を覚えていた少女の面影はない。
「……ナンノ、マネダ?」
唸るような声で、獣が問い掛けた。
「ナゼワレヲオイカケテクル、オンナヨ?」
直人の影響で、言葉を操れるらしい。
「同族だからよ、獣」
未緒はそう返した。
「ドウゾク、ダト?」
「違う?あなたもあたしも、人間から見れば異質な存在よ?」
獣が喉を鳴らした。
同感、という事なのだろう。
未緒は空中に浮くと、獣に向かってこれみよがしに足を開いてみせた。
指先で肉唇をぱっくりと開き、中を見せてやる。
明らかなセックスアピールに、獣の目が釘づけになった。
「異質な存在同士が知り合ったのも、何かの縁でしょう」
蠱惑的な声の調子に、獣は喉を鳴らした。
この明確なセックスアピールを無視できるオスなど、いるわけがなかい。
「……ナニガ、モクテキダ?」
だが、人間としての用心深さはまだ保っていた。
「目的?」
秘部をいじりながら、未緒は笑い声を立てた。
中から、透明な蜜が溢れてくる。
風の中に混ざる濃密な香りを嗅いで、獣は鼻をひくひくさせた。
「合いの子とはいえ、あたしは淫魔の末裔。古来より聖職者を堕落させ、より強い男に魅力を感じる存在よ。ま、今はあんたが体を乗っ取ったガキの力を借りて、人間としての存在を保っているんだけどね」
「……ナゼ?」
漆黒の獣毛の中から生殖器が頭をもたげてくるのに気付きながら、獣は問う。
「何故?人間と共に暮らすためには、隠れみのは多い方がいいに決まってるじゃない」
指先が、秘裂の中に潜り込んでいく。
「……こうして女から誘いをかけてるのに、あんたは断るの?」
未緒は抜いた指を広げ、糸を引く液体を示した。
「……イイヤ」
ややあって、獣は苦笑混じりにそう言う。
今この瞬間の獣の考えが、未緒には分かるような気がした。
「オマエノグアイノヨサハ」
獣が、体を示す。
「コイツガヨクシッテイル。カイソノキオクノナカニモ、オマエホドノオンナハイナイトナ」
「あら、うれしいわね」
未緒は茶目っ気を込めてウインクした。
「お礼に、サービスしちゃう」
するりと獣に近付くと、未緒は獣に秘部を見せ付けるよう、宙吊りの体勢になった。
そして、頭をもたげている生殖器にキスをする。
獣がぴくりと反応した。
舌を出してせり出した亀頭を舐め、濡らす。


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