「一つの在り方…2」-3
電車に乗ると、朋の腰を支えながら車輌中央のボックス席に朋を座らせ…軽く、
「じっくりと…見せてもらうから…くくく。」
と耳打ちし、通路を挟んだ反対側の席に腰掛けて足を組む。朋は孤独と恥ずかしさ、そして快楽とが入り交じりながら…主に許しを乞う目線を送りながらじっと耐える。その目線に気付きながら…真は意図して目線を反らし…窓の外の景色を見ながら…二ヤッ…と不敵な笑みを浮かべる。
…カチッ…
再びスイッチが入れられ、朋の秘部の奥に埋められた異物が小刻みに振動する。
…ヴ…ヴ…ヴヴ…ヴ〜〜…
「んぁっ!?…」
咄嗟に上げてしまった声が周囲にバレてしまったのではないかと、朋は慌てて手で口を覆い…うつむく。
…ヴ〜〜ヴヴ…ヴ…
「…んはっ…あっ…はぁはぁ…くふっ…(声が出ちゃう…ダメ)…。」
覆った手から微かに声が漏れる。目にうっすらと涙を浮かべながら…異物が動き止むのを待つ。
…カチッ…
スイッチ音と同時にようやく振動が止まる。
「…はぁ…んっ…はぁはぁ…。(おかしく…なっちゃう)」
口を手で覆いながらゆっくりと呼吸を調え…少し理性を取り戻したと同時に…ハッ…として、急に辺りを気にしながら姿勢を整える。
「…はぁ…はぁ…。(バレて…ないかな?)」
…カチッ…
そんな様子を一部始終観察していた真は…意地悪く再びリモコンを操作する。
…ヴ〜〜〜…ヴヴ…ヴ〜〜…
「くはっ!?…あっ…はっ…あっ…。(もう…ダメ…)」
何とか理性を保ちながら…膝の上でキュっと拳を作り…体を震わせながらじっと…耐える。
…カチッ…カチッ…
…ヴヴヴヴヴ〜〜〜…
もぅ一押し…心の中でそう確信した真はさらに異物が振動を強める。
…ヴヴ…ヴ…ヴヴヴ…
「んっ…ふっ…あっ…。(だ、ダメ…イッ…ちゃ)…んっ…はっ…あっ…くっ…。」
朋の体が激しく痙攣を起こす。
…カチッ…
ビクビクと体全体を震わせながら…窓にもたれ…呼吸を荒げ快楽に酔いしれる。そして…絶頂と同時に…今まで辛うじて平常心でいさせた意志が崩れ去り…誘惑に似た…うっとりとした目付きで真を見つめる。さらなる快楽を求めている自分が本来の姿だと…認めた瞬間であった。
プァ〜ン…ガタン…ゴトン…プァ〜…
朋の意識の変化を悟った真は、朋の隣へ移動し…汗ばんだ太腿に手を添える。足の痙攣が伝わってくる。
「…よかったか?」
問い掛けと同時に…秘部の方向へ手がゆっくりと這う。
…ツツ…スス〜…
「んっ…。はい…ご主人様…。あっ…。」
何等抵抗せず…素直に主の行為を受け入れる奴隷に満足し…蛇の様な手つきで…さらに快楽へと誘う。
…クチュ…ヌチュ…ヌチュ…
「まったく…パンティまでこんなに濡らして…すっかり淫乱なメス豚になってしまったな?…。」