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「一つの在り方…」
【調教 官能小説】

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「一つの在り方…3」-1

ギシッ…ンッ…ウ゛ィィィ…ググッ
「(ダメ…また…イキそう…早く)…ハァハァ…。」

真のマンション…年齢の割に少し不釣り合いな住まい…その和室の部屋に朋は一人で居た。下着姿…赤の首輪…体には黒い細縄。時間は…感覚では解らないが…恐らく昼過ぎ。真は当然に仕事で…部屋な朋の淫妖な息遣いと…何かが軋む音…機械音…汗と肉蜜の絡む卑猥な匂いだけがしていた。およそ人間には似つかない姿で…既に四半日。快楽と苦痛…痺れの感覚が混ざり合いながら…朋は必死に主人の帰りを待っていた。


露出羞恥調教から半年…ゆっくりとだが…確実に朋はマゾ奴隷としての自覚を持ち始め…真の責め…感覚…考え…全てを理解し…受け入れる様になっていた。実際に様々な調教は経験した。家畜の真似事の様に首輪を嵌め屋外を散歩させる行為…半日間…異物を感じさせながらオブジェとして眺めた事もあった。とにかく…真は朋が羞恥心に悶え…体をうねらせる姿を見るのが好きで…同様に朋も…そんな真の冷ややかな視線で…体を悦ばせた。

そんな折り…話を持ちかけたのは朋だった。

「ハァハァ…常にご主人様のお傍に…ハァハァ。寝る時も起きる時も…ハァハァ…貴方の傍で…感じたいです。」

真の部屋…濃密に愛を確認し合った後…堪え切れずに発した言葉。ベッドの中…汗も卑猥な匂いも絡み互いに付く中で…整わない息づかいで…ゆっくりと自分をさらにマゾへと引き上げる。
断る理由…そんなものは無かった。真にとっても…朋の成長は悦びであったし…何より…調教の頻度…愛を確認する度合いが増す。
…………が…一つ…よぎる…朋に対する不安。口にする訳にもいかず…ただ…朋を抱きしめ…拭うくらいしかなく……

「ギュッ…あぁ…わかった。…直ぐにでも支度するといいよ…朋。」


不安の中…快諾する。


まずさせたのは…同居するに当たっての立場の理解。真は主人…朋はあくまで奴隷…そう理解させる。不安を拭うかの様に…朋に言い聞かせる。

リビングで…革張りのソファに…足を組み…テーブルの対面に下着姿…真の好む紫のレースをしつらえた下着で正座する朋を見下ろす。膝を合わせ…指を着き…伏し目がちに主人の言葉を待つ朋…快楽…忠誠への欲求からか…口元がつり上がり笑んでいる様にも見える。


スッ…コトリッ…


テーブルに何かが置かれる音と共に朋の視線が上がる。視線と置かれた物が一致した時…朋の体は更に悦びに震え…これからの生活がどの様なものモノかを容易に想像させた。


赤い首輪…鎖のリード…


人間であるはずなのに…そう扱われない。そんな事を巡らせながら…さらに濃密な吐息を漏らしながら…体を紅潮させ…待つ。


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