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【同性愛♂ 官能小説】

花の最初へ 花 2 花 4 花の最後へ

-3

3 「…んっ…ふん…」
飲んでいる間も、身体への執拗な愛撫は続く。
触手がちょっと這うだけで、俺の身体は反応する。
ゾクゾクとした快感が、身体中を駆け巡った。
自分の身体が、自分で制御できない。
俺の身体の感度は、この短時間で異常に上がっていた。
この蜜の所為だ。この蜜が俺をおかしくさせる。
解っていても、飲み干したいという欲求を抑えられない。
俺は自ら舌を出し、触手を誘った。
舌を絡めて触手をしゃぶり蜜を飲む。
触手の太さは様々で、太いものの方が、蜜の味は濃厚で甘かった。
「あぁっ…はっ…あぁっ…あぁん…」
触手が俺の股間を弄ぶ。
目的は精子を出させることなのに、なかなかイカせてくれなかった。
細い触手が根元にきつく巻き付く。
絶え間なくだらだらと先走りが溢れた。
下から上へ、這い上がるように触手はそれを絡め取る。
「ひあぁぁっ…!」
敏感な先端に触れられ、俺の身体は跳ね上がった。
射精感が高まり、身体が震えた。
「…お願っ…イカせて…」
言葉が通じるわけがないのに、弱々しい声で懇願する。
俺の先走りを絡め取った触手達が、俺の肛門を弄り出す。
「あっ…いやぁ…」
入り口を解すように、入れ代わり立ち代わり浅く出入りする。
「はぁっ…あぁっ…あっ…あぁっ…」
先端に触れないように性器を扱かれながら、後ろを揉みほぐされる。
締め付けたり緩めたり、知らず知らずのうちに、触手の動きに合わせて自分の中を収縮させていた。
俺の中は次第に熱を持ち始め、奥の方が疼き出す。
「ん…あぁぁん…」
少し深く入っただけで、声が高くなった。
下肢から溶けていくような快感が、俺を襲う。
根元の戒めはいつの間にか解かれ、ギンギンに張りつめたソコは、今にも爆発しそうだった。
でも決定的な刺激が足りない。
我慢を強いられ、切なく涙を流す先端がむず痒い。
触手は俺の身体に対する愛撫をストップしていた。
熱を持った身体の奥が、疼いて仕方なかった。
ジリジリと身を焦がされるようなその疼きに、俺は身悶える。
「…ね…来てよ…奥まで…来て…」
俺は耐えられず、触手に囁いた。
触手は意志を持って、俺の身体を弄んでいた。
細い一本が、俺の身体に入り込む。
「あっ…ん…」
ゆっくりと入るそれを、俺はグッと締め付ける。全神経をソコに集中させていた。
だけどそれは来て欲しい所まで来ることなく止まる。
「やぁ…ん…もっと…来てぇっ…」
思わず口走った。
触手は俺の中で動かない。
身を捩り腰を振って、自分で刺激を作った。
「あっ…あぁ…あっ…」
だが、少しだけ得られた快感は、奥の疼きを増幅させる結果しか生まなかった。
「…来て…、動っ…て…」
もうちょっとなのに到達できなくて、俺の眼からはポロポロと涙が零れた。
俺の中の触手がモゾモゾと動く。そして、俺の中で蜜を吐き出した。
「…はぁ…あっ…ん…」
ズルズルと触手が出て行く。
俺の体温で温められた蜜の感触だけが、俺の中に残った。
その快とも不快ともつかない感触に身を震わせていると、冷たいものがその入り口に当たった。
数本の触手が、先を争うように俺の中に進入する。
「…っひいあぁぁぁっ!」
突然の強烈な刺激に、俺は背を仰け反らせた。
強ばった身体を、触手は容赦なく突き上げる。
「…あひぃぃっ…ひぁぁっ…あぁっ…んぁ…」
触手は俺の中で暴れ回る。
くねったり突き上げたり、数本の触手はそれぞれバラバラに動いた。
激しい快感が俺を襲う。
ストップしていた愛撫が再開される。
乳首を突っつかれ、股間を扱かれ、どこがどう感じているのか解らないほど責められる。
「はぁっ…あああぁぁぁっ…!」
欲しかった奥に立て続けに刺激を与えられ、俺はあっけなく達した。
じらされた分だけ、快感は深い。
俺の身体はキュウキュウと触手を締め付け、快感の余韻に浸る。
俺のモノは萎えることがなかった。
後ろに触手をくわえ込んで、腰を振り何度も精子をまき散らした。
異常なほどの自分の精子の量に、俺は不安になる。
出しても出しても尽きない。
身体はだるくて仕方ないのに、俺のソコだけは衰えない。
激しく抜き差しされ、後ろもすれて痛いほどなのに、もっと強烈な刺激が欲しくて仕方がなかった。
だらしなく開いた口の中に、蜜が注ぎ込まれる。
甘い匂いと味が、俺の生殖機能を活発にさせる。
最早俺は、ソレだけのものになっていた。
ズンズンとまた別の触手が俺を突き上げる。
ガクガクと身体を揺らしながら、俺はその快感を受け入れる。
俺の精子を浴び、ピンク色に染まった触手達が揺れていた。


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