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『sick for ×××』
【若奥さん 官能小説】

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『sick for ×××』-8

わたしの身体は震えている。それは下半身から襲いかかる快感の波と、陽のじれったい、思わせぶりな行動のせいだった。
舌はなかなか触れてくれない。
ほんの少しでもわたしの体が動けば熱い抱擁で包みこまれるのに。
それなのに、陽は巧みにかわしていた。
「動いたらつかまんないだろ?」
なんていって笑っている。ずるい。わたしの身体はもうこんなに求めているのに。
「足もこんなにもじもじして。いやがってる様には見えないよ?」
「ぁ…きらぁ…」
「ん?いやなんだろ?誰かきたらまずいもんなぁ。ココらでやめとくか」
ポケットに手を入れた。
ローターのスイッチを切るつもりなのだろう。
「いや…。ダメ」
「ダメって?なんで?見られたらどうするんだ?」
「だって…」
息が荒いのと、恥ずかしさでうまく言えない。
「いいの?しても。俺はいいよ。こんな淫乱な姿見られても恥ずかしくないなら」
「そんなのっ…、ずるいよぉ。陽がこんなにしたのに…」
もどかしい。陽もローターの動きも。
早く達してしまいたい。
「おねがい…、おっぱいでイカせてぇ…?」
ふるふるっ…。
荒い呼吸のせいで胸が揺れる。
「やらしいね。そんなことお願いするなんて。おなかの赤ちゃんも聞いてるよ?いけないママだね」
おへその下にキスをした。
「もぉ我慢できないんだもんっ…。陽のせいだよぉ」
「俺のせい?困ったな。じゃあ仕方ないな」
ぺろっ!
「ぅあんっ」
不意に舌が乳首に触れた。
ぷるんっ。胸が大きく揺れる。
「すっげ。敏感になってる」
「は、はやくぅ…」
「おっぱいは吸う前に消毒しなきゃな…」
つぅーっ。
「はぅ…んっ…」
乳輪を舌で押しながら舐めている。
「すみずみまで…ちゃんと…」
こ…ろっ。
乳首の根元を舌で転がしている。
「や…ん…」
舌を伸ばした状態なのでその様はよく見えた。
恥ずかしいのに見てしまう。
陽も視線を感じてか、上目遣いでチラッとわたしを見ている。
目が合うと怖いくらいに感じてしまう。
「赤ちゃんがどうやっておっぱい飲むか知ってる?」
と、突然問いかける。わたしは首を振った。
「舌を乳首にくるっと絡めるんだ。それから吸うんだって。吸引力はすごく強い」
「ひぁっ…」
乳首が熱いものでいっぱいになる。陽は大きく口を開け、乳房を頬張っている。
自分で言った通りにしてるみたい。
「ンくっ」
「やぁぁんっ!こんなのっ…、はげしいよぉっ!」
じゅっじゅっ!チュウゥゥゥッ!
太股をぎゅっと締め付けて、ローターの振動をより得ようとした。
ヴヴ…ヴ…ヴヴヴッ…。
「んぁ…、は…ふ…いぃ…」
陽はなおも乳首を強く吸っている。
「おっぱい…ちぎれちゃいそぉだよ…」
乳首と陰核への刺激でおかしくなってしまいそう!
「ぷはっ。やらしいな、泉。ほんとにおっぱいやるとき感じちゃうんじゃないか?」
「ちがう…、いつもより激しいんだもん…」
「見てみ?乳首、唾液でこんな光ってる」
「ばか」
確かに、陽光のなかでそれは艶やかに光っていた。ものすごい羞恥に襲われる。
また全身に震えがきた。
しかし、陽はブラを元通りにかぶせ、器用にホックを留めた。
「え…、やめちゃうの?」
「なんて顔してんだ」
「だってイってないよぉ…?」
それでも陽は上着を下ろした。
「おっぱい出なかったから、もうおしまい」
「最初から出ないってゆってたじゃん。ずるいよぉ…」
陽は笑ってキスをした。
「簡単にはイカせないよ」
わたしはふてくされながら服を整える。
…もうすぐだったのに。
「あ、切るの忘れてた」
と陽は言って、再びポケットに手を入れる。
ヴィィィンッ!!
「んあぅっ!!ふわぁっ!」
びくんっ!
身体が弓なりに反るのが分かった。
「あぁ、間違えて“最大”にしちゃった。ゴメン」
かちっ。
「も、もぉ!絶対わざとだよぉっ!」
陽はわたしの手を引っ張る。
「もう昼だよ。早く行こう」
梅の花に紛れてニッコリ笑ってる。
風がそよいで、花びらがいくつか散った。


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