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『sick for ×××』
【若奥さん 官能小説】

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『sick for ×××』-1

「もう4ヶ月か…」
産婦人科を出て息をついた。
まだそこまでおなか目立ってないもんねー、
すりすり、と下腹を撫でた。
まだまだマタニティドレスは早い。普段着で充分通用する。何よりちょっぴり抵抗とプライドがある。
そう、わたし―是永 泉(22)は妊婦。
つい2ヶ月前、受胎告知を受け、6つ年上のダーリン・陽(あきら)とあわてて入籍した次第デス。
陽との出会いは、わたしが居酒屋でバイトしてたときにナンパされたのがきっかけだった。
付き合って1年半しかたってなかったけど、「できちゃった」報告をしたときに、即座に「結婚しよう」っていってくれたのはうれしかったな。
っていっても、日頃、陽のアパートに半同棲気味だったあたしだから、結婚してもなーんにも変わり映えしない。
「妻」も「母親」もまだしっくりこない。
こんな気楽でいいのかな。
もちろん、子どもが産まれたらそうも言ってはいらんないんだろうけど、それまでの執行猶予期間みたいなもんかしら?
陽は身重だからとよくいたわってくれる。
よくできた夫でウレシイ。
なーんて妊婦ってラクなんでしょ。
のんきに思ってたけど、こんなわたしにもただひとつだけ、悩みがあった…。

「んっ…、いいよ…、泉…。すごく気持ちいい…」
「んんぅ…、くぷっ…、んっんっ…はふ」
ずぷぅっ…じゅっぷじゅっぷ…。
仁王立ちになった陽の股間に顔をうずめるわたし。
妊娠中のわたしにでもできる陽へのご奉仕♪
「あき…ら、先っちょすっごいぷにぷにしてる。おいしいよぉ…」
尿道を執拗に舌で攻める。
右手で陰茎を握ってさすり、睾丸を左手の指先だけで弄ぶ。
「ぁ…、出そう…、いい?クチに…」
「ひぃよ(いいよ)…、きて…」
陽の両手がわたしの頭をおさえたかと思うと、腰を激しく振り始めた。
「ああッ!出るぅッ…、ぅあああっ!」
「んっんっんっ!んぐぅ…っ、んぁ…!」
ドクッ…、どくどくっ…。
陽の陰茎が激しく脈を打って、熱い精子がわたしの口内にとびこんできた。
「ンゥッ…、はぁっ…」
全て出しきったみたい。
わたしは口を離した。
「んー、んー」
ティッシュ箱を引き寄せ、すばやく数枚取り出し、口に当てて陽が放ったものを吐き出した。
「うっ…、げほげほっ…」
「ご、ごめん…、たくさん出ちゃったよ…」
陽が布団に倒れ、へばりつきながらもそう言う。
わたしは口元を拭うと、その横に並んだ。
「いいよ。うれしいもん。それより飲んであげれなくてごめんね」
つわりの身には、精液はちょっとキツイ。
「そんなのいいよ…。それよりも泉、苦しそうだから、クチもちょっと控えるよ…」
わたしは、この間、同じようにクチで射精させたあとに大きなげっぷをしてしまったことを思い出した。
アレはほんとに醜態だった…。
「やだ。えっちできないからせめてクチだけでもしたいんだもん…」
「泉…、そんな…うれしいよ」
陽がわたしを抱きしめる。
「だめ!そんな強くしたら赤ちゃんつぶれる」
「そ、そうか。ごめん」
あわてて身体を離し、わたしのおなかを撫でた。
「そこじゃなくてもっと下の方だよ」
「そ、そっか。男と女どっちかな…。いや、どっちでもいいんだけど…。元気に生まれてくりゃ、何も…」
しあわせ、だと思う。こわいぐらいに。
「わたしと陽の子だもん。すっごい元気な子に決まってるよ」
「そうだな…。てかこんなことしてたら、すごいエッチな子が生まれそうな気がする…」
真剣な顔で言うので笑ってしまった。
「笑い事じゃないよ。泉に似たらきっとすごくエッチ好きな子になるにきまってる。もし女の子だったら、俺すっげー不安だよ…」
「陽に似てもえっちな子になるわよっ」
「俺ら…、エッチ好きだもんな…。どんな子になるか不安だ…」
それはちょっとあたしも同じだったりして。


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