『好き！②』-2
斐『こうじ！なに？こんな時間に？ってか幼馴染みだからって勝手に人んちあがんないでよ！』
浩二『いや?！俺はおばさんのお気に入りだから！出入り自由っしょ！ってか冷たい事いうなよ。』
斐『まぁ、いいや。で？何の用？』
浩二『いや、特に用ってわけじゃないんだけど、おまえじ～っと携帯にらんだまま動かないからど～したのかなぁと思って！』
斐『！！ってか何覗いてんのよ！ヘンタイ』
浩二『いや、覗くもなにも俺の部屋からお前の部屋丸見えだし…覗かれたくなかったらカーテンくらい閉めとけって。』
斐『う゛～』
浩二『で、どうした？』
斐『ん。別に。』
浩二『別にじゃね～だろ？………好きな奴でもできた？』
斐『う。』
浩二『はぁ～。あやさぁ～ん。ちゃんと会話になってないけど。』
斐『…なんでわかったの？』
浩二『お前わかりやすすぎだし、俺に隠し事なんかできるわけね～だろ。で、どんな奴？』
斐『サークルの一個下の子。…一目惚れなんだ。』
浩二『…そっか。で、うまく行きそうなの？』
斐『わかんない。彼女いるかもだし…。』
浩二『それで、携帯とにらめっこってわけ？』
斐『うん。』
浩二『斐は今まで自分の気持ち抑えすぎてたんだから、そろ?素直になって頑張ってみれば。うまく行かなかったら俺がもらってやるよ(笑)』
斐『ありがと。頑張ってみる。とりあえずメールしてみるよ。』
浩二『おぅ。うまくいったら教えろよな！』
斐『うん。ありがと。』
そう言って浩二は帰った。
口は悪いけどいつも励ましたり助けてくれる。ほんとにありがとう浩二。
よし！メールするぞ！！
【こんばんは～☆なにげに初メールだね(^-^)加藤くんは今日は何してた？私は結香と私んちで遊んでたよ♪結香は彼氏いるんだけど、今日は私に付き合ってくれたんだ♪】
よし！送信っと。
これで彼女いるか聞き出せるといいな…。
～5分後～
携帯のメール着信音がなった！
斐『加藤くんだっ！』
【お疲れ様で～す(^o^)／先輩達ほんと仲良いですよね☆ってか須鴨先輩彼氏いないんすか？すごい意外です！モテそうですよね？】
きゃ～モテそう！これって脈あり？経験ないからわかんないよ～。
またメール着信音がなった
ん？誰だろ？
【メールちゃんと送れたみたいだな？返事きて良かったな～！ってかいい加減カーテン閉めろよ～☆】
斐『！！』
我に帰って窓の外の浩二の部屋をみるとベットに腰掛けた浩二がニヤ?しながら私をみてた。
斐『もう！！バカこうじっ！！』
浩二『あはは！じゃあおやすみ～☆』
カーテンは閉めたし、返事を書こう！
斐【ぜんっぜんモテないよ～(ToT)私彼氏いない歴21年だし(>_<)加藤くんこそモテそうだよね！】
返事はすぐに届いた。
圭介【まじっすか？先輩彼氏いた事ないなんて信じられないです！ってか俺なんて全然モテないですよ～(>_<)モテてたら彼女くらいいますから！】
斐【えっ？加藤くん彼女いないの？そっか！タイプの子がまわりにいないだけでしょ？】
圭介【彼女いませんよ(>_<)でも、タイプの子はいます！はじめてあった時から可愛いなって思ってて、でも俺なんかじゃ振り向いてくれないかなぁってくらい可愛くて…】
はぁ…彼女いなくてもやっぱり好きな子はいるよね…また応援係かなぁ…
斐【加藤くんカッコイイし優しいんだからたぶん大丈夫だと思うよ！頑張ってみなよ！】
圭介【でも、その人かなり鈍いみたいで…たぶん無理っす。例えば、俺が先輩の事すきって行ったら無理ですよね？】
無理なわけないじゃん！！
斐【例えばの話しで実際に言われたわけじゃないからわかんないけど、嫌じゃないよ！ってか可愛い加藤くんに好きなんて言われたら嬉しいよ♪】
【ん～。悩む。ちょっと考えます！また明日サークルで！！】
？？？なんだこれ？
不思議な感じでメール終わっちゃった。
でも、彼女いないんだぁ♪でも、好きな子いるんだ↓
でも、まだ彼女じゃないんだ！！可能性はなくはないよね！！
よしっ！今日はねるっ！！