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月の裏側
【調教 官能小説】

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厳罰-2

ある年末、美月は、祐にいつもの通り縛られ、責められていた。祐の最近のお気に入りは、乳首は、乗馬鞭でのみ触り、クリトリスやGスポットは、もっとも感じる場所を押さえるだけという責めだ。

何年も絶頂を迎えることを許されていない美月の身体は、ほんの少しの責めでも絶頂を欲した。
以前は、寸止めで悶える姿を喜んでくれた祐だが、最近では、寸止めどころかいきそうになることも許さず、快楽を制限し、悶えのたうち回る美月を見て、満足しているようだった。

美月が泣いて、絶頂を願う姿を見るのが、祐の最高の喜びだった。
絶頂は、ヴァギナでしか迎えられない決まりだから、「使ってください」と懇願するしかない。

「入れてください」ならまだしも、「使ってください」だ。美月は、何度その言葉を発しても、自分の粗末な扱いや最下層である立場を認識し、幸福で震えた。

しかし、制限され続けている身体は、辛く、いきたい、絶頂を迎えたいという思いは日々募る一方だ。また、「いきたいです」と願うことは、許されてはいるが、「いかせて!」と言うのは、もっとも許されない発言だった。

「いかせて」などというのは、対等な関係のカップルでしかない。美月の立場で、主人である祐に、命令をするのは、絶対に許されるはずがなかった。

美月は、その日、クリトリスやGスポットを何時間も押さえつけられ、半日近く足下で、「使ってください」と泣きながら頼み、夜、やっとペニスを入れてもらえた。
太くて堅いペニスが入ってきても、簡単にいくことは許されていない。そもそも、いきかけると祐は、腰を止めるし、時には、頬を叩かれる。

美月は、狂いかけていた。年末年始の休暇なこともあり、連日長時間の調教が続いていた。
しかも、昨日も一昨日も挿入しながら、美月がいくのは許さず、祐は、自分だけが果て満足していた。美月は、気絶しかけながら、絶対に言ってはいけない言葉を発した。

「いかせて!早く!」

祐は、美月の頬を叩いた。
美月は、ハッとしたが、既に遅かった。


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