投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

Twin Guns 無敵の女刑事の最初へ Twin Guns 無敵の女刑事 528 Twin Guns 無敵の女刑事 530 Twin Guns 無敵の女刑事の最後へ

山田優子の素性-2

椅子につく若菜をマギーはジッと見つめた。
「な、何??」
「…不死身…ですね。」
あんな爆発に遭った翌日に平然としている事が信じられなかった。
「フフッ、あんなんで死なないわよ。」
「ハハハ…、いやいや…。もし私が一緒だったら華英のように守ってくれました??」
「うーん、分かんない♪」
「…、とにかく無事で良かった。」
「ホントにそう思ってんのー??」
「当たり前じゃないですかー。メンドクサイ人でもいないと寂しいからー♪」
「言うようになったわねー。」
「鍛えられてますから♪」
マギーは若菜と話すと落ち着く。さっきまで刑事や捜査官と会議をしていた時よりも肩の力が抜けていた。仕事から帰り姉と話しているような感覚…、口にはしないがそんな安らぎを若菜には感じる。

「そ、それより、昨日の爆発で大変な事が分かりました!」
「え?何があったの??」
「爆発後の現場から支店長の永妻と、後藤健司の死体が上ったんです。」
若菜の眉毛がピクッと動いた。
「永妻と後藤健司…?」
「はい。」
若菜は顎に手をつける。後藤健司は女性専用風俗ビルのガルモ捜査で華英をレイプしようとした、既に逮捕している後藤輝樹の双子の兄で逃走中の男だ。レイプ、麻薬の重要参考人と見て行方を追っていた。永妻は、今回の西進不動産爆破を目論んだ張本人だと踏んでいた。証拠隠滅と若菜を狙いビルを爆破したと思っていたが、永妻の死によりその読みは過ちであった事に気付く。
「後藤健司は永妻と繋がってたかー。結局西進不動産は生まれ変わってはなく、そのままだった訳ね。となると…」
「山田優子の死体は上がってません。」
「そう…。山田優子ねぇ…」
「もう少し山田優子を追っておくべきでした。」
「昔は見た目はイケイケだったけど真面目そうに見えたのにねぇ。疑いを持った時点でマークしとけば良かったわ。」
「今回の爆破に山田優子が絡んでると?」
「うん。爆破を仕込んだのは山田優子か、もしくは違う犯人がいて山田優子を連れ去ったか…。まだ判断がつかない。」
「一応山田優子を洗う指示は出してます。」
「了解。」
以前の爆破事件の貴重な生存者で捜査にも協力的だった山田優子が今回の爆破に絡んでるとなると山田優子も高嶋謙也の息がかかっている可能性もある。
「高嶋謙也が囲ったか…?それとも元治に攫われたか…それとも…」
頭の中で様々な可能性を考える若菜であった。


Twin Guns 無敵の女刑事の最初へ Twin Guns 無敵の女刑事 528 Twin Guns 無敵の女刑事 530 Twin Guns 無敵の女刑事の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前