イブ 茨人形-8
男にも、女にも喘ぎ喜ぶ自分の姿。
朝食のテーブルの上で犯される姿。
メイドが胸に手を置きながら顔を寄せ、涙をキスで拭いてくれました。
卿は私の腰をつかみ夢中で腰を打ち付けてきます。
そして満足をすると、わたしをよごしたままで、「食事をしなさい。今日は学校は休みだ」そう言って食堂を出て行きました。
メイドがテーブルから降ろしてくれ、体の汚れを拭いてくれました。そしてかすかな声で「泣いてはいけません。それは主人への報酬となります」
執事が来て「お嬢様の朝食でございます」
テーブルの反対側へエスコートされ、主人と同程度の朝食の前につれて行かれました。
体の麻痺はなんとか抜け始めています。
≪よかった。でも、まともな服は着せてくれないの≫
何もしてくれそうにありませんでした。
椅子を引かれます。
座ろうとして、何かが下に突き当たりました。
びっくりして下を見ると、ゴムでできた男性のものが座面から突き立っています。
「どうぞお座りください」執事が肩に手を置き、もう片手でゴムのものを持つと、私の体に位置を合わせます。
肩を押され、私は仕方なくその上に座っていくしかありませんでした。
体へ深く突き刺さり、背筋が伸びます。立ち上がれないように椅子とヒザとをストラップで締められました。
「ごゆっくり」
そんな格好では朝食どころではありませんでした。
執事がスイッチを入れ、体の中のものが震えだすとわかりました。≪夜中のあれだわ≫
「あの、お花を摘みたいのですが」しばらくして声をかけました。
使用人たちは部屋の隅でただ立っています。
「あの‥」
動きません。トイレにも行かせる気がないようです。
私が体をねじって我慢を重ねていても、四つの目がそれをじっと見ていました。
我慢しきれなくなった時、執事がやってきて、私のひざを開かせました。水をしたたらせ、下半身を濡らしていく姿を見ます。
スイッチを切ると、中指でチョンとそこを触り、白い手袋の濡れて黒っぽくなった指先をくわえ、水たまりを作る私の足元をじっと見ていました。
『漏らしたな』とでも言われる方がまだましでした。
そのまま昼ごろまでほっておかれました。
執事が戻ってきて、ストラップを緩めると、乳房の下に手を置き、引き上げるように立たせます。
「だれに、何をされても、ただ受け入れなさい。それがあなたのするゆいいつの事です」
メイドがバスルームへ連れて行ってくれました。
部屋の真ん中に置いた湯船の中に立たせて、体にお湯をかけると、二人がかりで横や後ろから体を洗ってくれます。
海綿で胸をこすられ、つき出す乳首を笑われます。
股に手を入れ、溝の中の敏感な突起をこすられて震える私を笑います。
その深くに指を入れられ、うしろからもう一つの堅く閉じる穴にも入れられ、背伸びをするようにうねり、声をあげる私を笑いました。
「もういいですよ」やっと、ゆったりとお湯につからせてくれました。
風呂から上がると大きなバスローブで体を包んで、そのまま小さな台の上に寝かせます。
体に香油をふりかけ、マッサージまでしてくれました。
そのメイドは朝の、体に無数の傷のある人でした。
ゆっくり見ると、元は美しい肌です。
「この傷?」聞かずにはいられませんでした。
「触ってもいい?」
何も言わないので、指先で触ってみます。
小さなふくらみとなった無数の傷は、うろこのようにもみえます。
しかし体中にあるわけではありませんでした。ほとんどが背中で、首からお尻まで、そして腕です。
「どうしたの」ほかの人に聞こえないように、小声で言いました。
「事故です。ここの庭園の薔薇にはトゲがあります。それも普通のものではありません。長いものでは手のひらを貫いてしまいかねません。そんなトゲが二重三重に隙間なく伸びているのです。
私はその中に突っ込んでしまいました。一度からまってしまうとトゲが食い込み、抜け出ることができません。へたに力を入れると、身を引き裂き、体の中で折れるのです」
「でも、この肌は」
「これは、その薔薇の樹液です。折れたトゲから流れ出たものは傷を化膿させ、皮膚を固くさせてしまいます」
メイドはそう言いながら私の肌を愛おしそうになでました。