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月の裏側
【調教 官能小説】

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-1

ある日、昔ながらの男友達から美月に連絡が来ていた。大した内容でもなかったが、もちろん祐には報告していた。
その夜、祐がまた光の嗜好に付き合わされるという話を聞き、美月は嫌がった。
愛のある行為でないとはいえ、祐が他の女性を抱くのは嫌だった。しかも、貸し出しの相手をする時は、光の前で光が連れて来た女性を感じさせる必要がある。つまり、心はなくとも、まるで愛おしい女性を抱くような行為をすることになるのだ。

美月は、祐の所有物とはいえ、もちろんケンカになることもある。その日は、久しぶりに別な部屋で寝た。

美月は、眠れずにいた。
ふと、スマホを見ると男友達との昨日のやり取りが見えた。つい、彼氏とケンカしたと連絡をしてしまった。たわいのないやり取りをし、なんとなく気が済んで眠ることができた。

普通であれば、問題のないやり取りだ。
しかし、前回のことがある。
祐には、今回、つい男友達を頼ってしまったことを自ら報告する必要がある。
祐の逆鱗に触れるのはわかっていた。


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