罰-6
他の男に抱かれたいと思ったことなどなかった。
ただ、他の男性と交流がないわけではなかった。
それらを禁止されるのと同義だ。
実際に、祐が誰彼構わず、美月が交流を持った男性に動画を見せて回ることはないだろう。しかし、仮に美月の心が一瞬でも動いた男性には、迷わず見せるだろうと感じた。
縛られている。
1秒もよそ見を許されない程の支配が美月を包む。
幸せだと思った。
タブレットを操作する。
祐からローターを渡された。
「何で自慰をするかは、俺が決める。自慰中は、決して声を上げるな。声を上げた動画は、カウントから外すことにする。」
祐が、他の女性の乳首を優しく優しく感じさせる動画を見ながら、ローターをクリトリスに当てた。美月は、必死に声を抑えた。感じて、声をあげまくるより、命令を守るために必死に耐える姿は、何倍も甘美に映った。
タブレットでは、女性が乳首を舐められながら、Gスポットを責められ、絶頂を迎えていた。
美月は、一生味わえない快楽だ。
そう思った瞬間、クリトリスが痺れ、絶頂を迎えそうになる。
頬を叩かれると同時にローターのスイッチは、無慈悲にも切られる。
美月の身体は、バウンドし悶絶した。
あと99回・・・
泣きながら、身体を震えさせ、意識が遠のいた。