罰-5
シャワー浴びた美月を祐は、ベッドで待っていた。
被虐と快楽は身体を駆け抜けたが、絶頂は迎えていなかった。
「仕置は済んだと思っているか?」祐は、聞いた。
美月はうなづく。
祐は、笑いながら言った。
「他の男に連絡をして、あの程度で済むと思うのか?」
祐は、タブレットを出し、美月の前に置いた。
「光から借りて来た。過去に光の貸し出しに付き合った時の動画だ。一度の付き合いで、いくつも動画を撮るから、100くらいはあるだろう。これを見ながらお前が自慰をして寸止めされる姿を記録に残すことにした。」
美月は、一瞬、意味がわからなかったが、ゆっくり考えてみる。
祐が他の女性を感じさせる動画を見ながら、祐の前で自慰をする。
以前も見たことがあるが、美月はしてもらえないような優しい愛撫をし、寸止めなど皆無だ。ひたすら女性は、絶頂を迎える姿だった。
美月が一生味わえない絶頂なのは間違いない。
自分がしてもらえない行為を見ながら、自慰をし、当たり前だが、寸止めをされ、悶えまくる。
その姿を記録されるということか。
しかも、100回近い数か。
美月は諦めながら聞いた。
『なぜ記録を?』
「お前は、俺のものだという自覚が足りないからな。」
『でも、さっきの・・・あんな動画があれば・・・』
「記録などあればあるほどいい。脱糞姿は強烈だが、お前が自発的にしているわけではない。しかし、自慰をしている動画は、別だ。何百あってもいい。他の男に気を許すことがあれば、そいつにお前の動画を見せてやろう。」
『私が、連絡をしたり、飲みにでも行く度に、動画を見せて回るの?』
「するかどうかは、俺が決めることだ。何百もオナニー動画を撮られ、脱糞し、犯され気絶している女を見て、受け入れる男などいないだろうな。」
祐は、嬉しそうに笑った。
『ご主人様以外の人のところに行く気なんてないです。』美月は、力強く言った。
「俺が決めることだと言ってるだろう。お前が行く行かないを決める権利などない。何があっても、他には行けない。仮に俺を嫌いになってもだ。」
『もちろんです。嫌いになることなんてあり得ません。』
「なら、問題ないだろう。100回寸止めされて泣き叫ぶ姿を記録してやろう。それが終わるまでは、お前の身体に触れることはない。ひたすら謝って恥ずかしい姿を晒すことだな。」
美月は、黙ってうなづいた。