宝探し-10
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40分程前の
ロッジの二階
シンヤとサトコは 2階の掃除と言うことで
二段ベッドが二つある部屋に入った。
さっき この部屋で 各々がパートナーに
宝の紙を隠した部屋・・・
シンヤはいつも通りの雰囲気で
サトコとの距離を意識することなく
部屋にある窓の外を見ていく。
夏の日差しが すぐ近くの木のおかげで
部屋への侵入はほぼ塞がれていた。
「シンヤは 今回の合宿 ワクワクしてたんじゃない?」
サトコは二段ベッドの下段に座りながら話しかけた。
「そうだな 少し悪い遊びって感じは 好きかな」
シンヤはサトコの方に視線を移した。
座っているサトコの足は 閉じきれてなく
その気になれば短パンの隙間から 下着が見えそうだった。
「・・・やっぱり見てみたくなるの?下着とか」
少し意地悪な顔をしてサトコがシンヤを見ていく。
「男だもんな!見たいのは当たり前だ」
シンヤは堂々とサトコの短パンを見つめていく
「シンヤの そういう感じ 嫌いじゃないよ」
サトコは少し笑ってから
足を閉じた。
「なんだ サトコも 何か期待してるのか?」
シンヤはニヤッとし サトコの隣に座る。
学校でも 隣に座ることとかは お互いに抵抗はない。
ただ 今は いつもとは違い
今から お互いの体に隠された紙を探さないと行かない。
その際に 体に触れあうことは 想像出来る。
さらに 夜には
そのサトコと 繋がるかも知れない。
それだけか
先輩に当たるリエさんとも愛し合えるかも知れないし
後輩のチカとも エッチするかも知れない。
ただ そうなると言うことは
彼女であるユキも
他の男達に愛される事になる。
が ユキの事は それほど心配していない。
ユキと付き合う理由も お互いにエッチに興味があったためで
お互い好奇心で初体験した感じだ。
ユキの胸は 今までにも何度も性の対象として
被害に遭ってるらしい。
ユキ自身 なれてしまっていて
例えば痴漢に触られても
放っておくらしい。
「掃除っていっても そんなに汚れてないもんね」
サトコは部屋を軽く見回してから
隣にいるシンヤの顔を見つめ始めた・・・。
「そ そうだな。一番楽な仕事が当たったな」
シンヤは見つめてくるサトコの
いつもより女として意識してしまう表情を
軽く赤面させながら見つめ返す。
「じゃあ、宝 探しましょうか」
サトコはそうささやき
シンヤの服の袖を軽く引いた。
「え?サトコ・・・なんかいつもらしくないぞ その・・・」
シンヤはサトコと見つめ合ったまま
少しだけ サトコの腰に手を回し始めた・・・。
「そう?まぁ 今夜は きっと 特別な夜になるんだし・・・」
サトコは 囁きながら シンヤを見つめていた。
こんなサトコの様子を見たことがないシンヤ。
「特別・・・か。サトコは いいのか?今夜 変なことになっても」
シンヤの手は ゆっくり サトコの体を抱き寄せ始めていた。