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月灯り
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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もう一つの蕾-1

 妻とオイルと三人の青年。私だけがその中で唯一の異分子だった。しかし、私という異分子を含めて、それらは、良く混ざっていた。それは、まるで、煮込まれて行くミネストローネのようだな、と、私は思った。同じ味、違う食感。
 妻はお尻に興味を持っていたようなのだが、そんな勇気は妻にも、そして、何よりも私になかった。ところが、青年たちは、まるで、それが普通の愛撫でもあるかのように、妻のお尻の蕾にも平気で舌を入れ、そして、指を入れていた。最初は私に食べさせるサディスティックな行為としてのスモークチーズ入れだったはずなのだが、いつの間にか、それは、単純な愛撫となっていたのだった。
 そして、ただ、見ているだけの私にも、今、妻の中に挿入されているのが、どの青年のモノなのか分からないほどベッドの上は混乱していた。混乱のまさに、その最中、一人の青年が「旦那さん、準備は十分ですから」と、そう言った。
 妻は騎乗位で一人の青年の上にいた。下から青年に抱き絞められ、後ろから見ると、その青年の逞しいモノで押し拡げられているのが、前の亀裂の部分だけでなく、後ろの蕾もだということが、はっきりと分かった。妻の恥ずかしい蕾はすでに、ほんの少し口を開いているように、私には見えた。
「旦那さん。行きましょうよ。ここは、ボクたちのモノじゃあ、奥さんには、ちょっと辛いことになりそうですから」
 そう言いながら、小さいがぷっくりと膨らんだ赤ちゃんの頬のように愛らしい妻の尻を彼は左右に割り開いていた。そうされたことによって、妻の蕾は、ますます、その口を大きく開いた。
 なるほど、と、私が思い、妻のお尻の後ろ、その下にいる青年の足の間に立つと、別の青年が妻の蕾に顔を埋めてしまった。段取りの良い彼らにも、そんなことがあるのだな、と、私が思った次の瞬間、妻のお尻から顔を離した青年は、なんと、私のそれを咥えたのだ。そして、唾液と、ローションのようなものを私のそれに付けた。それをされたことで、私は、ようやく、その青年が、ローションマッサージが得意だと言っていた青年なのだと気づいた。そうでなければ気づかないほど、私は、興奮し、混乱してしまっていたのだった。
 口にローションを含み、それを妻の蕾や私のそれに付ける。そのローションも彼のブレンドしたものなのだろう。
 そして、いよいよ、私は妻の信じられないほど狭い蕾、それも、前には大きな青年のそれが挿入されたままの、そのすぐ隣の蕾に自分のモノを挿入することになったのだった。
「アナタ、無理です。そ、そんなこと」
 妻はそんなことを言ったように思うが、そんな言葉が終わらない内に、すでに私のそれは妻の本来なら挿入には不向きなはずの、その蕾に押し入ってしまっていたのだった。
 不思議な感覚だった。中は意外なほど緩やかで、自分のモノの下部には、青年のそれがあることが、はっきりと分かった。どうかすれば、青年のモノと自分のモノを擦り合わせている、と、そんな感じにさえ思えた。そして、その奇妙な感触は悪くなかった。いや、気持ち良かった。
「苦しい。ああ、でも、気持ち良い。でも、痛い。酷い。こんなことまでさせるなんて。でも、でも、気持ち良いの。私、おかしくなりそう」
 気が付けば、今夜は女王様のはずの妻が、すっかりM女のようになっていた。


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