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月灯り
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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妻の提案ごと-1

 十二センチ。五十七歳になるまで、妻はこのサイズを不満にすることは一度もなかった。むしろ、私が三十二歳、妻が二十五歳で知り合う少し前に肉体関係のあった男のそれが十五センチあり、自分にはそれが大き過ぎて痛かったので、私のサイズに、ホッとしたと言っていたのだ。そして、セックスで快感を得たのはサイズの合う私が初めてだったとも言っていたのだ。あの夜までは。
 その夜。私が帰宅するとリビングにある二人の共有のパソコンのモニターには若い男の写真が映し出されていた。
「ねえ、この男の子、どう思う」
「格好良いねえ。アイドルか何かなのか」
「アイドルってほどではないかな。でも、五十歳のおばさんの浮気相手としては上出来じゃない。ねえ、そう思わない」
「君は、まだまだ、綺麗だし、スタイルもいいんだから、そう悲観したものでもないと思うけどな」
 この年齢で妻にお世辞を言ったというわけではない。実際、妻は美人とまでは言わないが、整った顔をしているし、私たちが知り合ったきっかけのテニスでは、すでに私が勝てないほどに鍛えているのでスタイルも良い。ただ、彼女の少しばかり少年のような顔とスタイルは、それを好まない男もいることだろう。私には、そこが好みなのだが。
「それで、その写真は何なの」
「だから、浮気相手よ」
「本気なのか」
 本気のはずがない。貞淑というわけでもないのだろうが、妻は浮気をするような女ではないのだ。そして、私も、妻と知り合ってからは女性関係はなくなっていた。妻で満足していたからだ。ただし、セックスは私が五十歳を過ぎた頃から、ほとんどなくなっていた。
「本気だったら、アナタは不満に思う」
「うーん。浮気は浮気なわけだし、そんな若い男が相手なら、浮気が本気になることもないだろうから、まあ、ちょっと認めちゃうかもしれないな。自分がすっかり元気がなくなっているという負い目もあるしね」
「そう言うと思った。これは本気よ」
 さすがにドキリとした。言葉遊びのように、どこかで思っていたのかもしれない。しかし、その反面、本気でも仕方ない、と、そうも思っていた。妻は、まだ、女としては若過ぎるのだ。このままセックスなしに女として終われと言うのは、あまりにも横暴だし、勝手過ぎると、そう思ったのだ。
「少し寂しい気もするけど、仕方ないのかな。まあ、君は節度もあるし、ほどほどにしてくれるなら、いいかな」
「アナタも寂しくはないのよ。だって、浮気の現場には、アナタもいるんだから。違う。浮気にはアナタも参加するのよ。この男の子はね、そうしたことが出来る子なの。素敵でしょ。アナタが舐めた私のそこに、この子が入れるのよ。そして、この子が入れた私のそこを、アナタが舐めるの。もしかしたら、この子が出してしまったかもしれない物をアナタは舐めとるのよ」
「まるで変態だな」
「嫌なの」
 嫌ではなかった。それどころではない。私のその部分は久しぶりに硬くなっていたのだ。妻はそれを知っているかのように「脱いで」と、言った。私は抵抗したが、その抵抗は本気ではなかった。見せたかったのだ。妻の変態の計画に勃起している自分ではなく、ただ、久しぶりに男を取り戻した自分を、妻に見せたかったのだ。


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