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上野家のある週末
【SF 官能小説】

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復讐-2

アルゥがグリィにウラとグキを渡して、

「ウラを小僧に、グキをアバズレにしっかり向けろ!」

と言うと、

「バージンのアルファの女にファックの何たるかを教えてやるぜ!」

と言い、恵に

「そのテーブルに腰掛けろ!」

と命令する。恵は言われた通りガラステーブルに腰掛ける。グリィは、

「すぐにファックして大丈夫なのか?」

と案ずるもアルゥは人差し指を顔の前で振り、

「俺はジェントルマンだぞ。」
「バージンにいきなり突っ込んだりする訳無いだろう。」
「物事には順序があるのさ。」

と澄まして言うとアルゥは恵の横に腰掛けて

「俺のする事に拒否したり、指示通りに動かないとグリィが小僧を殺す!」

と話す。グリィは正輝に向けているウラを振って見せる。恵は頷き、

「分かった。」

と機械的に短く応じた。アルゥは恵の両肩に両手を置き、

「キスを教えてやる!」

と言うなり顔を近付け唇を恵の唇に付けた。アルゥは恵の唇に自分の唇を重ね軽く吸い、恵の唇の場所変え少しずつ吸っていく。恵は無反応だ。

正輝は、三人が自分に分からない言語で話していたが白人の侵入者が自分に武器らしき物を向け母親を脅しているのは分かった。それで恵を脅して自分達の言いなりにしているのだ。

「止めろ!」
「母さんに触れるな!」

と正輝が怒鳴る。アルゥが、

「うるさいぞ!小僧!」

と日本語で言うとグリィに、

「コイツの口を閉じろ!」

と指示する。グリィは頷くと人体コントローラー、ウラのリモコンを操作してボタンを押す。正輝の声が出なくなる、焦って大声を出そうするも口をパクパクさせるだけだ。グリィが、

「坊主、無駄だ!」
「お前は喋れない。」

と日本語で話す。正輝がグリィを見ると細いペン状の物を振っている。アルゥが、

「その細いペン見たいな物で、お前の頭に付けたウラを動かしてお前を自由にコントロール出来るんだ。」
「無駄な事は止めて、大人しく見ていろ!」

とやはり日本語で話し掛けて来た。正輝は男達の説明に驚愕した。

(こんな物が有る何て聞いた事も無い!)
(だが、叫ぼうとしても声が全く出ない!)
(本当にコイツら何者何だ!)

とパニックに陥っていた。正輝は頭を振り、深呼吸して自分を何とか落ち着かせテーブルの方を向き目を見開く。黒人の男がキスを再開していた、今度は右手で恵の右胸を揉みながら。正輝は声を出そうしたが出ない。

アルゥは恵の口に自分の舌を差し入れて、恵の歯茎を舐め回すと恵の舌を探し当て絡める。そして恵のスーツの上からでもはっきりと分かる豊満な胸を右手で鷲掴みにして強めに揉んでいく。

恵は、アルゥの行為に無抵抗で受け入れていた。正輝を人質に取られベガァ人達の警戒が緩み隙を待つ事にしていたからだ。アルゥが舌を自分の口内に入れ舐め廻し、舌を吸い出しても冷静だった。当然、不快感は有ったが。

(マザーに以前見せられた人間の異性に対する愛情表現と同じだ。)
(ベガァ人も人間と同じく異性への接触行為を好む。)
(ベガァ人の体液には毒物は無い様だ。)

と恵は分析していた。アルゥの唾液に毒物は無いと判断した、有れば身体が即反応するからだ。アルゥの自分の左乳房を強めに揉んでいく行為にも、

(マザーの説明では、性行の前段階の行為だ。)
(これで性的興奮が高まるのか?)
(正輝との浴室の時と違って興奮しない。)
(敵対星人だからか?)

と他人事見たいに観察を続ける。グリィが、

「アルゥ、その女マネキン見たいに反応無いぞ。」
「代ろうか?」

と笑う。アルゥはグリィを見て、

「そろそろ、アクバが効いて来る。」
「黙って見ていろ!」

と怒鳴るとグリィは笑って応える。アルゥはカッカしながら、グキの攻撃で取れ掛かっていた赤いマントを引きちぎり投げ捨てると同じくグキの発射で恵の胸元の真ん中近くに空いた焦げた穴を両手で力任せに拡げる。バリバリと音を立て恵のスーツが裂けていく。

恵のスーツの首から腹の上までスーツが破れて巨大な二つの乳房が露わになる。グリィが口笛を吹き、

「ヒュー!デケぇな!」

と声を上げる。アルゥが、

「さっきのグキの一撃が効いたな。」
「スーツはただの破れた服だ。」

とせせら笑うと恵をゆっくりとガラステーブルに寝かせていく。そして両手で二つの乳房を掴むが大きなアルゥの手でもこぼれる位に豊満だ。

アルゥはゆっくりとだが力強く揉んでいき、顔を近づけ乳首を吸っていく。すると恵の口から、

「あぁ…」

と吐息の様な声が漏れる。アルゥはニンマリして激しく乳房を揉みながら左右の乳首を交互に音を出して吸い、口に含むと舌で転がしていく。恵は身体をピクと反応させ、

「ああ…」

と感嘆の小さな声を漏らす。アルゥはグリィを見て、

「アクバが効いて来たぞ。」
「普通より効くのが遅くて焦ったがな。」

と笑う。グリィも頷き、

「そうだな、ようやくだ。」
「女の顔にも変化が出て来た。」

と指摘する。恵の顔に赤身が差し、少し発汗してきていた。息も少し荒い。


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