控え室の情事-11
志織はいつのまにか持っていたスイッチをポチッと押した。その瞬間、ブブブと2人の膣の中に挿入されていたディルドが小刻みに震え始めた。志織が腰を前後させ深く浅く突いていく。真も円を描くように腰を回転させる。そこにディルドの振動が加わり、2人の淫らな腰の動きと息遣いが激しさを増して行った。
「んんっ、いっ、イイッ、・・・イッ、イッちゃう」
「あぁん、お姉様!お姉様!お姉様!僕、もう・・・」
2人の絶叫が部屋中に響き渡る。真の体が大きくのけぞり、ガクガクと踊り狂った。その体に力が抜けたかのように覆い被さる志織。2人とも汗と愛液まみれである。部屋中に嗅いだだけで発情してしまうほどの匂いが充満してしまい、ただでさえムラムラしていた鈴香の性欲がさらに増していく。
呼吸を整えた志織がゆっくりとディルドを真の膣から抜き、履いていたペニバンを脱ぎ下ろした。
「真、いつまで休んでるの。次は私を犯すのよ」
志織はソファから立ち上がると側の化粧台に両手をつきお尻をクッと突き出した。真もノロノロと起き上がると先ほどまで志織が履いていたペニパンを自分に装着し、志織にゆっくりと近づいて行った。
「あぁ、素敵よ。大きなペニスが真から生えてるわ。・・・真、あなたがお金を貯めて将来何をしたいのか鈴香に教えてあげなさい」
「はい。僕はお金を貯めてオチンチンを生やしたいんです。大きくて太くて立派で逞しいオチンチンが欲しいんです」
ハァハァと息を切らしながらハッキリとした声で、だが目はどこか虚ろな状態で真は言った。シリコンペニスの先端を志織の割れ目に当てがい、挿入するタイミングを今か今かと待ち構えている。
「ふふ、それでそのオチンチンで、真は何をするのかしら?」
「はい。その後に僕は男に性転換します。それでお姉様と結婚するんです。僕の夢はお姉様に僕の精子を中出しして子供を作る事です」
志織と結婚する妄想をしてるのか、真の表情がウットリと恍惚の笑みを浮かべている。
「あぁ、なんて素敵な夢なのかしら。あなたをここまでいやらしく育てたかいがあったわ。真、それなら早く私を犯しなさい。将来の予行演習のために今から私に種付けする練習をするのよ。それで思いっきり私を突きなさい!」
バックの体勢で自分を犯すように命じる志織。女性器はヒクヒクと痙攣しており割れ目の奥からは透明の愛液が足首まで垂れている。真は志織の腰を両手でしっかりと掴み、シリコンペニスをグッと志織の中へ侵入させていく。
「あぁ、入っていきます。僕のオチンチンがお姉様の子宮に届いていますよ!あぁ!お姉様お姉様お姉様!」
「ああーん、いいわぁ。もっとよ、もっと激しく突くのよ。真のペニスが私の奥深くに届くのぉ!」
お互いにあぁぁん、と艶かしい喘ぎ声を漏らしながらバックの体勢で愛し合う。未来の花婿は腰を本物の男になったかのように、未来の花嫁に後ろから一回一回激しく叩きつけていった。
まるで獣の交りである。目の前で行われる美しい性欲の獣姦に鈴香はすっかり心を奪われてしまった。今すぐ裸になり2人の間に飛び込みたい気分である。だが目の前の2人の世界に割って入るのは、何故か気が引けた。それは好きな人たちが愛し合う幸せの中に自分が入るのは無粋であると思ってしまったからかもしれない。
そんなことを思っているうちに2人はエクスタシーを迎えた。