従属-4
一週間後、美月はいつものように、ベッドで乳首を責められていた。祐は、後ろから美月を抱き、話しはじめた。
立場をわかっていない行動が多いと言われた。
祐が命令したら、どんなことでもすぐ行動するべきだと約束させられる。
そもそも、逆らう権利などない、何かを拒否する権利もない。対等ではなく、美月は、祐に従属している立場だと確認される。
それは、美月が心から望んだ立場だった。
ペニス以外で絶頂を迎えることは許されない、生涯いくことはない、祐の快楽のために美月の体は存在する。それが望みだった。
祐は、美月の立場を更に下げることにしたと言い出した。
今までは、ペニスでは際限なく絶頂を迎えることが許されていた。それを禁止するという。
美月は、「ひっ」と一瞬声を発した。
使ってもらっている立場で、祐より先に何度も絶頂を迎えるのはおかしいと言われる。これもたしかにもっともな話だった。
使われているわけだから、祐がいくまで、我慢すべきであると言う。
最後に祐が果てる際、ついでとして、いくなら許せるとのことだった。
美月のようなタイプのサブミッシブには、最高に幸せな扱いだった。
自由などなく、縛られ、管理される。
自分のためにでなく、ドミナントのために、体を使われる。
乳首を何度も寸止めされ、美月はいつものように倒れ込んでいた。