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月の裏側
【調教 官能小説】

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従属-2

あの1週間の仕置以来、少しの間が空いていた。美月は、九州の監査に行っていたからだ。

なんとか祐との時間を作った。
ホテルに行き、祐にきつく抱きしめられた。
しかし、祐は、抱きしめた後、とても冷たく言った。「自分の立場をわかっているなら、きちんと挨拶をしなさい。」

美月は戸惑った。
仕置の最終日を思い出し、服を脱いだ。着る必要がないと二日間も全裸で過ごしたのだった。
祐は、黙って見ていた。

美月は、全裸のまま、祐の足下で土下座をした。
自然な行為だった。
そして、自然と言葉がでた。
「何でもします。どうか使ってください。」

祐は、満足そうに美月の頭を撫でた。
美月は、驚くほど従順だった。

祐は、会っていない間の些細なことで、美月をいじめた。まるでモラハラのレベルで、美月を謝らせた。何を言われても美月は、謝った。
何度も何度も、ごめんなさいと繰り返した。

ふいに祐の左指がヴァギナに入り、Gスポットを捉えた。以前は、よくいかせてもらっていた。乳首やクリトリスでいくことはないと言われているが、これは大丈夫なのかも?と一瞬期待をした。

そんなはずがあるわけなかった。
指は、Gスポットを確実に捉えているが、ピクリとも動かなかった。
美月は、声を上げた。動かしてくださいと懇願した。すると指を抜かれた。

お前を感じさせるための行為ではないと言っているだろうと祐が、少し大きな声で言った。
そうだった。
美月の体は、どの部位も祐のために存在する。弄ばれ、悶える姿を見せて、喜んでもらうためしか役目はなかった。
Gスポットもその役目しかない。
いかせるつもりはないのだと察した。

Gスポットへの責めは、想像以上だった。
乳首やクリトリスを責められ寸止めされる辛さとは別の次元で、ヴァギナが狂いそうになった。
指を入れられているだけなのに、美月の意識は何度も飛び、声を上げ続けた。

祐は、楽しんでいた。
声を上げるのを10秒我慢できたら、指を動かしてやろうと言った。
祐がカウントする。
1.2.3.4.5
あああーっ
5秒がやっとだった。
美月は、必死に耐えたが、指を動かしてもらえないという扱いそのものが、美月を感じさせていた。

幸せなサブミッシブだった。


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