麻衣ちゃんの処女恥臭-5
「うん、そうそう。痛くない?」
「……だいじょうぶ、です」
さすがに麻衣ちゃんは、きゅっ、と両目を閉じている。
「怖くないからね、こいつが変なことしないように、あたしがちゃんと守ってあげる。したらさ、麻衣ちゃん、両手を腿の下から通して……そうそう、で、ワレメ、両側から開いてみて」
ぎゅうぅっ、と目をつむった麻衣ちゃんが、たぶん、いや間違いなく生まれて初めての、他人の、それも男の目の前で、M字開脚して裸のワレメを自らの両手で、くぱあ、した。
「えー麻衣ちゃん、ぜっんぜん問題ないじゃん、むしろきれいで、すっごくかわいいよ麻衣ちゃんのおまんこ」
麻衣ちゃんの身体の右側から麻衣ちゃんの股間を覗き込むように見た琴美が嬌声を上げる。そして、俺を振り向いて、目線だけで麻衣ちゃんの正面に移るようにうながす。かすかに震える膝でいったん立ち上がり、麻衣ちゃんが大きくM字開脚しているその正面で、床にひざまずくように腰を下ろす。
くぱあ、と、開かれた麻衣ちゃんのおまんこ。未処理の恥毛と、肉薄の大陰唇をかきわけるように麻衣ちゃんの両指が開いた、まだ誰にも見せたことがない、おしっこと生理とオナニーにしか使われていない、18歳の処女のおまんこ。
全体が、ローズピンクほぼ一色だ。色素沈着のほとんどない、陰茎脚の上部だけがわずかに厚みのある小陰唇。米粒のような小さなクリトリスの先端がわずかにはみ出した陰核包皮。外尿道口のまわりの、複雑な凸凹のほとんどない膣前庭。そして、中央に麻衣ちゃんの人差し指の爪くらいの長さの細い亀裂が入った、麻衣ちゃんの膣口を塞ぐ処女膜。色の多少の濃淡はあるけれど、しのちゃんの小2おまんこで既視感のある、まだ性の経験が未熟な、生真面目で正直ちょっと芋っぽい、でもかわいらしい麻衣ちゃんの、18歳の処女おまんこ。でも、しのちゃんの小2おまんこと違って、服の上からの刺激や、琴美とのエロトークで抑えきれずに分泌した透明な愛液でしっとりと濡れている、女の子のフェロモンを湛えた、麻衣ちゃんの恥ずかしいおまんこ。
麻衣ちゃんがまだ目を固くつむっているのを確認して、そっと首を伸ばして麻衣ちゃんの脛、ここも細い毛が未処理のままの両脛のあたりに顔を近づける。麻衣ちゃんの開いたおまんこから、さっきトイレで射精しながら嗅いだ、麻衣ちゃんのショーツにしみ込んでいた恥臭が、より生々しくダイレクトに鼻腔に届く。麻衣ちゃんの膣分泌液や堪らずに漏らした愛液、そしてぴったりと閉じたワレメの中で熟成された今日いちにち分のさまざまな汚れが混じった、18歳の女子大生が絶対に嗅がれたくないはずのおまんこの恥ずかしい匂い。
琴美が俺の後頭部をつんつん、とつつく。
「あ、あの……麻衣ちゃん、すっごくきれいで、かわいくって、全然なにも心配しなくてもいいよ、もし俺が麻衣ちゃんの彼氏だったら、つきあってる女の子の……ここが、こんなにきれいだったら、すごくうれしいよ」
なんか、気の利いた言葉が出てこない。完全に男性目線のセリフだ。けどまあ、男の視点でどう見えるか、それが知りたくて羞恥心を押し殺して俺の前でくぱあしてくれているんだから、男性目線でいいんだろう、と、勝手に思う。
「は、はい……ありがとうございます……や、どうしよう、恥ずかしい……」
ぐっ、と、麻衣ちゃんが歯を食いしばる。麻衣ちゃんの膣口から処女膜の細い穴を伝って、透明な液がたらり、と漏れ出し、膣前庭から会陰に流れて、膣口のように、きゅ、と締まった肛門を湿らす。愛液で濡れるおまんこって琴美や綾菜ちゃんのを見たけれど、オナニーして積極的に濡らしているのとは違う、なんていうか羞恥心のあまり思わず漏れ出した愛液が、麻衣ちゃんの恥ずかしさを必死で抑えるようにぐっと噛み締めた口元の、わずかに覗く上の歯茎と相まって、俺をノーハンド射精に半強制的に誘おうとしている。いやチノパンの中には出せない、もういっそこのままおちんちん出して。
不意に、目の前の麻衣ちゃんのあられもない姿に、ふわっ、と、冬用のピンクの羽毛布団が被さる。
「はい、あんたはここまで。あとはあたしが、麻衣ちゃんの性の悩みにマンツーマンで親身に答えてあげるから」
ほらほら、と、追い立てるように手のひらをひらひらさせる。麻衣ちゃんは羽毛布団を頭まで引き上げてすっぽりと身体を隠している。
「や、あの」
「終電なくなるよ」
こないだも見た目覚まし時計は、もうすぐ日付が変わる時間を指している。
「明日出社でしょ。今日と一緒でそこそこブッキング入ってるんだからさ、寝不足じゃ対応できないよ」
グラウンドコートを拾い上げられ、背中を押されるように玄関から廊下に出される。ちら、と部屋の奥の麻衣ちゃんを振り向いた。
「あんた、またなんか出して抜こうとしたでしょ」
さすがに小声だ。
「あたしはいいけど、麻衣ちゃんにはちょっと刺激強過ぎない?そうでなくてもトイレで一発抜いてんだからさ、麻衣ちゃんのパンツの匂い嗅いで」
麻衣ちゃん以上に赤面していると思う、たぶん。
「ま、後のことはあたしにまかせて。ちゃんと麻衣ちゃんに、あんたにおまんこ見せたこと後悔しないように言い聞かせるから」
バイバイ、と手を振る琴美がかちゃん、とドアを閉める。薄暗い廊下に一人残された俺は、コンクリート敷きの足元からよし登ってくる冷気にすっかり冷めた勃起の股間にトートバッグを挟み、ため息をつきながらグラウンドコートを着た。