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恋愛経歴書
【女性向け 官能小説】

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4 期間限定の人-1

サチは最近チャットにハマっていた。
そのチャット部屋の名前は「ミニマム大好き」というチャットルームだった。

そこのチャットの管理者は小柄な可愛い女性が好みだという事であった。
サチは小柄で可愛い女性だった。

サチはそこのチャットルームの管理者と仲良くなった。
管理者の名前は長谷川透と言った。

年齢は24歳だった。
サチよりも12歳も年下だった。

長谷川はサチの事をとても気に入っていた。
サチも長谷川のことを悪いとは感じてはいなかった。

長谷川がサチを誘ってきた。
「今度、実際にリアで会わない?」

「いいわよ」
サチはそうチャットのプライベートメッセージに打った。

「サチ、鎌倉で会わないか?」
長谷川がメッセージをしてきた。

鎌倉か。行きたいな…そう思ったサチだった。
「ええ、鎌倉に行きたいわ」

「なら、決まりだね。初めて会うのは鎌倉にしよう」
こうして初めての顔合わせは鎌倉に決まったのだ。


会う当日。
この日はあいにくの雨模様だった。

サチは北鎌倉の駅を出たところで長谷川を待っていた。
小雨が降っていてちょっと肌寒かった。

そこへ長谷川がやってきた。

「おはよう。待った?」
「ううん、今来たところだから大丈夫よ」

サチはそう答えた。
二人はとりあえず北鎌倉駅から最も近い円覚寺に行ってみることにしたのだ。

円覚寺の山門を二人はくぐって行く。
小雨の降る中二人は一つの傘に寄り添うように歩いて行った。

円覚寺の中に入るととても緑が雨に濡れて綺麗だった。
円覚寺内を二人は歩いた。

平日だったので人はそんなに居なかった。
園内にはお茶を出してくれる茶屋があった。

そこに二人は入っていった。
そこで二人は抹茶セットを頼んだのだ。

縁側に腰かけてお茶を飲みながらお互い今までの話をした。
「俺は、親父みたいになりたくないんだ」

「どんなお父さんだったの?」

「俺が小さい時に俺を残して母さんと別れたんだ。そんな子供を残して他の女作って別れた親父を俺は許せないんだ」

茶屋の中庭を見ると雨で濡れた木々や草花がとても綺麗だった。
「そうだったのね」

「うん」
長谷川は答えた。

「サチさ、俺は25歳になったら結婚するんだ」
「そうなの?来年ね?」

長谷川は長野に彼女がいたのだ。
その彼女とは長谷川の友人の姉だった。

長谷川よりも2歳年上の様だった。
「サチ、俺と期間限定で付き合ってくれないか」

長谷川はそう言ってきた。
サチはちょっと悩んだ。

でも、この青年はきっと彼女以外の女性とこの先付き合うことはないのだろうと思っていた。

それはあまりにも可哀そうすぎると感じていたのだ。
「ええ、いいわよ。期間限定で」

「サチ、ありがとう。俺も今の彼女しか女性を知らないまま結婚するのは嫌なんだ」
「その気持ちわかるわ」

中庭を見るとまだ小雨が降っていた。
サチの心はとても複雑だった。

二人は円覚寺を出て、鎌倉方面へと歩いて行った。
長谷川はサチの身体をしっかりと抱きかかえるように歩いて行った。

途中、お食事処があったのでそこに二人は入った。
軽く食事をしたのだ。

そこからまた鎌倉方面へと歩いて行った。
鎌倉駅に着くと小町通りに出て、お店などを見ながらブラブラと歩いた。

「サチ、これからどうする?」
「うん、横浜に出ない?そこで少し飲もうよ」

「そうだな、それもいいかも?」
「じゃ、横浜に行きましょう」

二人は横浜駅へと向かったのだ。
横浜駅に着いた時雨は止んでいた。

二人はちょっと洒落た飲み屋さんに入っていった。
そこで二人は暫く飲んだのだ。

かなり酔っぱらっていたサチだった。
「サチ、これからホテルにいかないか?」

長谷川がそう言ってきた。
サチは別に構わないと思っていた。

「うん、いいわ」
サチは長谷川のことが少し好きだったのだ。

店を出てホテル街へと歩いて行った。
途中、長谷川はコンビニに寄りたいと言ってきた。

サチは何を買うのかと思っていた。
コンビニから出てきた長谷川はちょっと照れくさそうに話し始めた。

「俺さ、ラブホのコンドームって信用してないんだよね」
「なんで?」

「よくいたずらで穴空けるって話聞いたから」
「そうなの?初めて聞くわ。怖いわね」

そんな話をしているうちにホテルに着いた。
平日だったので、部屋はいくつも空いていた。

二人はちょっと安めの部屋を選んだ。
部屋のキーをもらい部屋に入っていく二人。

部屋に入るととても暖かだった。
サチは部屋に入ると上着を脱いでハンガーにかけた。

長谷川はサチを抱き寄せた。
そして自分の唇をサチの唇に重ねていった。

長谷川のキスはとても濃厚だった。
吸い上げるようにサチの舌を自分の舌に絡めていく。

長谷川がサチをベッドに押し倒した。
「シャワー浴びてないわ」

「いいよ、浴びなくても…」
そう長谷川は言うとまた今度は激しくキスをしてきた。

そのまま、サチは服を脱がされていく。
何も抵抗できないで身を任せていた。

長谷川はサチのブラのホックを手慣れた手つきで外していった。
サチの小ぶりな形の良い乳房が顔を見せた。

それを見ると長谷川は興奮した様だった。
サチの乳房を口に含み軽く乳首を甘噛みしながら揉んできた。

「あぁ…ん、、、」
サチの口から声が漏れる。

長谷川はサチのパンティをちょっと乱暴に脱がせていく。
指をサチの濡れている花びらの中に入れていった。

サチは身体をよじった。
尚も何かを探すように長谷川は花びらを指でまさぐっていた。


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