投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

俺のM女調教日記
【SM 官能小説】

俺のM女調教日記の最初へ 俺のM女調教日記 158 俺のM女調教日記 160 俺のM女調教日記の最後へ

俺のM女調教日記(37)-1

俺はあれからもホテルで清楚で美しい女、
一流企業の部長夫人の寿美恵を呼びつけて調教していた。

もう少し、この女のことを言っておきたい。
いろいろな女を相手にしてきたが、俺はこの女を気に入っていた。
今までに付き合った女の中でも美しい女はいた。
だが、寿美恵という女はそういう女とはどこかが違っていた。
美しいが疑うことを知らない素直で純真な女だ。
M女にはそういう女は少なくない。

そういう女は純粋だからこそ、
一度SMという摩訶不思議な世界を知ってしまうと
純粋ゆえに、従わされる男にはとことん付いてくる。

たとえ、名誉や財産まで投げ打ってくる勇気さえも持っている。
俺が愛奴にした寿美恵もそんな女だった。
そのように身を崩した女達を俺は知っている。
親から勘当され、それでもM女として生きている女もこの世界にはいる。
それほどにSMという世界は、妖しくも美しい世界だと俺は思っている。


そこはいつもの場所で高級ホテルだった。
なぜならば、そこを予約したのが寿美恵だからだ。
自分が予約をすると言うので任せておいた。

始めの頃は、そこで俺は調教をすると言ったが、
調教というその意味をあまり理解していなかったのだろう。
なにしろお嬢様育ちとなれば、SMホテルやラブホテル等の利用はしない。
当然、縛られたり、叩かれたりされたこともない。

そんな俺に興味を持ったのは、寿美恵の友達の影響だった。
しかし、その寿美恵にもそういう性癖があることに
自分自身が気がつかなかっただけであり、その火をつけたのが俺という男だ。

寿美恵の友人とは、かつて俺の愛奴だった女であり、
その女と寿美恵は以前に映画を観たことがあったという。

映画はフランス映画で、小説が元になっている。
俺はその原本を読んだが、映画化されて、リアリティ溢れる官能的な映画だった。
主人公は美しいコリンヌ・クレリーという美しい女である。
それは「O嬢の物語」と言った。

寿美恵はそれを見て、SMの世界を官能的で美しいと認識したらしい。
そういう世界があることに衝撃を受けたと言う。
その頃の寿美恵はその程度の知識だったが、現実的には俺の愛奴となっている。
縁とは不思議なモノだと俺は思う。

しかし、SMとは現実的には寿美恵の思い描く美しい世界とは言いがたい。
そこには愛欲と性欲、そして加虐と被虐の悦びが広がっているからだ。





俺のM女調教日記の最初へ 俺のM女調教日記 158 俺のM女調教日記 160 俺のM女調教日記の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前