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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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ハイスペック人妻 柳原紀子-2

「ねぇ…」
彰は(来た!)と彰は思った。しかし紗理奈や涼子のように急に優しくい態度に変わるより、こっちの方がしっくりしてしまう悲しい性。いつものように彰は背筋を伸ばし紀子を見る。
「は、はい…!」
腕組みをして不機嫌そうな顔をしている。
「な、何か…」
「何かじゃないわよ。この間私が出した商品画像が採用されてないじゃない。どうなってるのよ…」
「い、いや…これから気温が上がって行くのでちょっとセーターはと思って…。」
初夏特集との事で薄めの生地の商品をメインに商品を掲載したが、紀子が推して来たのは厚手のセーターだったので掲載は見送ったのだ。
「寒い日だってあるでしょう?」
「いや、これだけ浮いちゃうんで…」
口答えする彰にイラッとする。
「井上くん、最近どうしたのー?何か生き生きしちゃってさぁ。今までみたいにはい、すみませんでしたって謝って、いるかいないか分かんないぐらいの存在感でいなきゃダメでしょ?井上くんなんだから。いつから私に意見するようになったのー?ねぇ?」
「す、すみません…」
「あんまり勘違いしないでよね?」
そう言って立ち去る。
(やっぱ怖いわ…)
鉄平が来て毎日が楽しい。しかも紗理奈や涼子の態度が変わり、ようやく自分もフェミニンマインドの社員としてもっと我を出して頑張ろうと思っていた矢先、ガツンと叩き落とされた気分だったが、すっかり紀子にいびられるのが染み付いてしまった自分にはやはり甘やかされるよりも冷たくされた方がしっくり来るなと、変に納得してしまう。
(俺、Mなのかなぁ…)
紀子に怒られる事に少し喜びを覚えてしまう彰であった。

(相変わらずだな。1人でも戦うってか。いいねぇ、そーゆー強い女。旦那は会社役員のセレブなハイスペック人妻。くくく…人妻はスケベでナンボなんだよ、紀子さん…。早急に調教が必要だな。)
明日、来週と調教を悠長に先延ばしするつもりはない。
(今から調教してやるよ、人妻を…へへへ)
紀子のプライベートはリサーチ済みだ。白のニットにモカ色のロングスカートを履きいい匂いを漂わせている紀子を遠くから見つめながらニヤリと笑う。
『リラックスルームに集合〜』
鉄平がそうLINEをして事務所を出ると、続いて紗理奈と涼子が時間差で事務所を出た。そしてリラックスルームに来た調教済みの2人に指示を与えるのであった。


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