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「短編集『O嬢の館』の女たち」
【SM 官能小説】

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第一話 『人妻・有佳(M451)のビアンの夢』-5

「有佳、素敵なランジェリーだけど……ここでは、ショーツは不要だし。ストッキングは穿いていてもいいけど、男に破られたり、汚されても文句は言えないわよ」
 意気込んで穿いてきたセクシーな下着を、梨々子に笑われてしまったんです。

「ああ、あっ……何だか、怖い……」
 わたしはショーツもガーターストッキングも脱いで、『キャビン』の床に寝転んでから自分の脚を壁の穴に突っ込んでいったんです。自分の長い脚が消え、太腿が消え、最後に下腹部もゴムシートの向こうに消えてしまったんです。

 『キャビン』の天井は全面、鏡になっていました。SNSで見た映像そっくりの、胴体を真っ二つに切断されたようなわたしの上半身が映っていたんです。

 見知らぬ男性に犯されている自分の貌や上半身を眺めて愉しむなんて……嫌らしい趣味ですが、刺激的でムラムラしてきます。

「変な気分になるでしょ?」
 わたしとは頭を反対向きで梨々子も寝転んで、わたしの耳元に囁いてきました。

「ええ。なんだか、セックスドールになったみたいな……変な気分」

「だって、有佳はこれから男の性処理道具になってオマンコを使われるのよ。男にザーメンを吐き出してもらう下半身だけの公衆便器になるんだから……でも、有佳もそれを愉しまなきゃね」
 梨々子は嗤いながらわたしのブラを取り払って、自慢の美バストに舌を這わせてくれたんです。



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