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「短編集『O嬢の館』の女たち」
【SM 官能小説】

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第一話 『人妻・有佳(M451)のビアンの夢』-6

(5)
「いよいよ、よ……オチンポを硬くしたお相手さんが入ってきたわ」
 梨々子が囁いて、教えてくれました。横の壁面のパネルに『15932』という会員番号の男性の入室が表示されていたのです。

 わたしは大急ぎで両腕を広げ、壁の手枷で拘束してもらいました。あの女教師の絶叫ぶりが忘れられないのです。女教師のように両腕の自由を奪われていたかったのです。

「す、すっげえ……噂通りだ。ほんと、すげえや」
 若い男性の声でした。彼もこの時が初めての入店だったみたいです。

 高さ7、80センチの壁の穴からニョキッと突き出しているわたくしの両脚や剥き出しの股間とヒップを見て、驚きと妙な感動を口にされたんだと思います。

 彼はわたしの宙ぶらりんになって藻掻いているような両脚をすぐに掴んで、天井からぶら下がっているチェーンの先の足枷を足首に巻いてくれました。きっとサイトのガイダンスがそうなっているんです。

大きなVの字に開脚して、天井から脚を吊られた状態に固定してもらう方が身体は楽なんです。恥ずかしい格好ですが、オナドールにされた気分になります。

 彼の焼け付くような目線がV字開脚のわたしのどこに焦点を当てているのか。彼の姿が見えてなくても、膣穴が感じていました。

「えへっ。ドマゾの人妻って、本当だったんだ……もうヌルヌルじゃないか」
 彼は十本の指でわたしの膣の肉ビラを躊躇することなく大きく左右に引き裂いて、割れ目の構造のすべてをじっくりと観察しているんです。

 彼の言う通りです。わたしのあそこが凄く濡れているのが自分でも分かっていました。

「たまんないな……ヌルヌルの人妻マンコ。ヒクヒクしてやがる」
 彼は壁の穴からニョッキリと突き出ているV字の美脚や付け根の膣穴やお尻を美しいと思ってくれたのか、スマホで撮影しまくっているようでした。
 カシャカシャとシャッター音がしていたんです。

「あなたはドマゾのM451なのよ。何か返事してあげなさいよ」
 梨々子が囁くんです。梨々子の指先で乳首をギューッと摘まれていました。

「あ、ああっ……オ、オマンコをヌルヌルにしていて、ご、ご、ごめんなさいっ」
 咽喉を詰まらせながら、梨々子に囁かれたセリフを復唱していました。
「挨拶代わりの一発だ」
 バチーンッ。
 靴ベラのような形の革鞭でしょうか。わたしが猥らにクネらせていた太腿とヒップの境目あたりを突然打たれたんです。
「い、痛っ……ああっ」

「あ、あんた……『M451』はドマゾの人妻なんだろ?」
 彼は間違いなくヒクついている膣穴の反応を眺めているんです。

「ああっ。そ、そうよっ。『M451』は淫乱なドマゾの人妻なのっ。へ、変態で、ご、ごめんなさいっ」
 梨々子が囁いた通りに、叫んだんです。

「だったら、鞭も好きなんだろ?」
 バチン、バチン、バチーン……革鞭を乱打されました。

「ひいいっ。いいっ……嫌あっ」
 わたしは吊り上げられている両脚を突っ張って、ヒップを浮かせていました。

 浮き上がったヒップに革鞭を横殴りで叩き込んでくるんです。何発も、何発も。

「あああっ。お尻……お尻、感じるのっ」
 わたしは梨々子に言われなくても、こんなはしたない喘ぎ声を噴き上げていたんです。

「ふうん……こんな鞭が好きだなんて、さすがだな」
 彼はそう言って、わたしのヒクヒク蠢いている膣穴に冷たい何かを突きつけてきたんです。オチンポではない、硬くて冷たいモノです。

 ズブーッと膣奥まで突き挿され、すぐにズボッと引き抜かれるんです。またズズーッと押し込まれ、グリグリと膣奥を捏ね回されてから、ズボッと引き抜かれるんです。
 大人のオモチャでオモチャにされていたんです。

「へへ、嫌らしいマンコだ」
 嫌らしい膣肉を犯す音が、ブチュブチュと聞こえてくるのです。

それを延々と10分も、つづけられました。

 膣穴は悲鳴をあげて、鯉口のように口をパクパクしていたはずです。

「へっ。オマンコが泡を吹いてるぜ」
「あふうっ、うっ……いいっ……い、いいのっ」
 軽い目眩いが襲ってきていたんです。



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