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代車
【OL/お姉さん 官能小説】

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社内の騒めき-1

渡部は始業 10分前に課内に入った 課内に驚きとざわめきが起こった
前田が 驚いた顔で渡部を見て 課内の社員も渡部を見つめていた 
何時クリーニングに出したか解らない よれよれの スーツと
眠そうな顔で席に着く渡部が 颯爽としたスーツと黒光りする 靴を履き 
席に座ると 何事も無いように パソコンを起動させ 画面を見つめている
流れるような タイピングが始まり 次々書類をかたずけている渡辺の姿を 
皆が仕事の合間に伺う事も気にせず パソコンに没頭していた
暫くすると 立ち上がり プリンターから出た書類をデスクに戻り 
まとめると係長の前田の下へ 明日の会議資料これでよろしいでしょうか?
四半期のデーターは 後ろにまとめて有ります 
今後の展望と前回の会議で話して入た事は 最後に幾つか 
上げて置きました ポイントも補足して有ります
売り上げは こちらの 表で次ページにグラフを入れておきました 
過去3年分の 仕入れと出荷は その次の ページと成っております
こちらは 営業部からの 会議議事録です 目を通しておいて下さい 
他に何か? 作成するものはございますかと 前田に聞いた
前田は 資料に目を通しながら 目をまるくさせ 少し確認すると
呟きながら手で 席へ戻るよう促した
渡部は 席に戻ると パソコンを操作しながら 幾つかの事項を 
チェックしていた 
渡部君 何時もなら呼び捨てにする前田が声を掛けてきた 
今日の伝票処理は 終わってるのかね?
渡部が答える午前中に処理して 決済の必要なものは 
係長の処へ お出ししました 確か 係長にお伝えしましたが
前田は 驚いた顔をした 今まで前田が請求して やっと始めていて 
終業前に持ってきてもミスが有り その都度やり直させて残業が 
当たり前 何時からか 午前の終わりは 渡部に嫌味を言うことが 
課のルーチンワークに成っていた 
与えられた仕事は 必ず課員が見直し まして入出金の絡む 仕事など 
任すことはあり得ないという 不名誉なレッテルを貼られた 
渡部が颯爽と仕事をする姿は どうせ付け焼刃だろうと 前田は見ていた
提出された書類を見るとミスもなく まして過去3年分のデーターを貼られた表は
エクセルのお手本の様に 綺麗に纏まっている
課の中でも パソコンの得意な女子社員に見せると 
私でも 1週間欲しいと 言わしめた
午後の作業をしていると 経理部の女子が あ フリーズしてる 
どうしようと 騒ぎだす声が聞こえた
総務部と経理部は パテーション一枚で部屋を 区切っている 
経理部がざわつくのが聞こえ 何人かの課員が駄目だねと悪戦苦闘しているのが 
聞こえた渡部が席を離れ 問題の席に行く 皆が怪訝な顔をした 
少し良いですか 渡部はパソコンの前に座り いくつかチェックを繰り返し 
エンターを叩くと パソコンが起動し始めもう大丈夫です 
少し容量も多いみたいですから データ移動された方が良いですよ 
と言い残し 席に戻った 総務部も経理部の課員達も 
呆気に取られ渡部を見ていた
退社時間に成り お先に失礼しますと 渡部が 消えると 
堰を切った様に渡部の事を 皆が話始めた


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