「背徳と退廃・花嫁Mの手記」-46
お仕置きでした。
お義父さまの思いつかれたお仕置きです。わたくしには一番辛い放置の刑でした。まだ痛みが残っている鼻ピアスが天井のシャンデリアに鎖で吊り上げられたのです。
一歩でも身体がグラつけば、わたくしの鼻中隔が千切れてしまうか、シャンデリアが頭に落ちて来るはずです。そんな恐怖に慄いていました。
咲江さまが黒衣の花嫁姿の祐樹さんをサディスティックに責めたてる母子の蜜戯を見せつけられたのです。
ナヨナヨした男を死ぬほど痛めつけて哭かせるのが好みだとおっしゃっていた咲江さまは、その通りのことを祐樹さんになさるのです。一本鞭で全身の肌にミミズ腫れが走るほど鞭打たれた祐樹さんは、激痛に耐えながら哭き喚いておられたのです。ピンヒールでミミズ腫れの全身を散々踏みつけられ、最後はアナルをフィストで犯されていたんです。
祐樹さんのコックケージに閉じ込められていた肉茎から、ザーメンが女の蜜汁のようにダラダラといつまでも垂れているのが見えました。
「美優は放置されるのが一番嫌いか？」
お義父さまが鼻吊りの放置刑に遭っているわたくしの股間に触れてこられました。
「ああっ、死ぬほど辛いですっ」
「何が辛いんだ？」
「だ、だって……お義父さまから……婚礼の夜に、まだ何もして頂けてないんですっ」
わたくしの膣肉がどんなにあさましい狂騒状態になっているのか、お義父さまは指先で確かめておられるのです。
膣穴がヒクヒク、ムニュムニュと蠢いていたんです。子宮に溜まりに溜まった灼熱のマグマを噴出させたくて、下半身全体がズキズキと疼きかえっていたのです。
「はしたないラブドールだ」
「はああっ。お義父さまの、はしたない淫乱な家畜にして欲しいんですっ……淫乱な家畜じゃ、いけませんか？」
わたくしは身動き一つ出来ない鼻吊りのまま、訴えていたんです。
舌をベロンと伸ばして、鼻腔のピアスを舐めようとしたのですが、シャンデリアに吊られているリングには届きません。
「淫乱な家畜なら、わたしの指先を咥えてヒクヒクしているところが何なのか、言ってご覧よ」
お義父さまがずっとわたくしの口から言わせたくて仕方のない四文字の言葉です。
背徳と退廃の淫戯にこれほど溺れていながら、わたくしは一度も口にしたことがなかったんです。一度声に出して言ってしまうと、恐ろしいほど繰り返してしまいそうで怖かったんです。
「お義父さまは意地悪ですうっ。美優が一番嫌がってることなのに……」
「ふふっ、今夜は淫乱な花嫁に、そうだな、百回は叫ばせてやる。狂ったように叫んで、連呼してみろ」
お義父さまは二本の指で飢えきっている肉襞を掻き混ぜてこられたのです。
「あああっ……そこっ。そこは……美優のォ、ォマ……ン」
ピチュッと蜜汁が弾け散って、わたくしの両脚を濡らしていました。
「ほら。もっと煽情的な表現をするんだ」
「お、お義父さまっ……鼻ピアスが千切れそうですっ」
わたくしはじっと立っていることが出来ないくらい、お義父さまの指使いにお尻をクネらせていたんです。
「早く言わないと、ほんとに千切れてしまうぞ」
「あああっ。お義父さまに弄って頂いているォマ、ン、コ……が。ああっ、美優のはしたないオマンコが、もう我慢出来ないんですっ」
お義父さまの指の根元を絞めつけている膣穴の痙攣に脅えていました。お漏らしとは違う牝イキ潮の噴き上げの恥を晒しそうだったのです。
咲江さまは腕の半分くらいを祐樹さんのアナルに埋め込んだまま、わたくしの裸体から２メートルほど離れたところまで祐樹さんを連れてこられていました。
きっとわたくしの喘ぎ声のトーンから牝潮を噴く気配を察知されたんです。
「祐樹、もっと近くからおまえの花嫁の情けない鼻吊りされた裸を見ておやりよ」
白塗りに化粧した祐樹さんは、わたくしの３個のボディピアスと鼻ピアスをご覧になりながら、箝口具を嵌められた大きな口を開いておられたんです。