「背徳と退廃・花嫁Mの手記」-42
「あ、ああっ」
お義父さまが準備して下さっていたピアシングの器具で、まず左の乳首にニードルを打ち込まれていました。
「ああっ、貫通したんですね」
わたくしは恐ろしくて目を閉じていました。
チクッとした痛みに耐えました。それは身震いが来るような歓びでした。
「ほら。素晴らしいリングを付けてやったぞ。お礼と誓いの言葉だろ」
ぷっくりと膨らんだお餅のような乳輪の中心の乳首に、ピンクゴールドのリングが燦然とした輝きを放っているのです。
それをお義父さまは指先に引っ掛け、前方に引っ張っておられたのです。
「あ、ああっ。嬉しいです、お義父さまっ……美優はお義父さまの永遠の花嫁にして頂ける歓びを……一生、忘れませんっ」
ズブッと右の乳首にもニードルが打ち込まれ、同じリングを嵌めて頂いたんです。
「ああっ。美優は……両方の乳首にピアスを嵌めて頂いて、嬉しくてなりませんっ。お義父さまにいつまでも飼って頂くマゾ牝の証ですっ」
わたくしはブルンブルンと揺れる白桃バストを更に激しく揺すって、ニップルリングを飾って頂いた歓びを露わにしていたのです。
そして禍々しい淫具の付いた貞操帯を外して頂いてから、わたくしは新婚初夜のベッドにガーターストッキングだけを着けた裸身を横たえていました。
あのロストバージンの時と同じ格好になっていたんです。両腕を頭上に、両脚を折り畳んだ大股開きに自分の意思でなっていたんです。
三個目のリングは、秘肉の花芯を包み込んでいる包皮部分に嵌めて頂くのです。
「お、お義父さまっ……こ、これで美優の身体はお義父さまの何になったのでしょうか？」
ニードルがわたくしの秘肉を貫通する痛みに、クリトリスが固く勃起していました。
わたくしはお義父さまの口から自分の所有物であるという宣言をして頂きたかったのです。
「ふふっ。美優の身体はチョーカーと三個のピンクゴールドのリングで飾った、わたし専用のラブドールになったということだ」
「愛玩用の人形ということでしょうか？」
「そうだ。好きな時に弄んでやるラブドールだ。わたしが飽きてしまえば、用無しってことだな」
お義父さまは意地の悪いことをおっしゃるのです。
「お義父さまに飽きられると、この身体は捨てられるのですか？」
「そう言うことだ」
「ああん。美優はお義父さまに見捨てられないよう……いつまでもこの身体を完璧に磨きあげて、お義父さまにいつもご満足して頂ける淫らなラブドールになりますうっ」
わたくしはお義父さまの花嫁、専用のラブドールにして頂いた歓びを、全身を痙攣させて表現していたのです。